「24時間戦えますか。」という栄養ドリンク「リゲイン」のCMをご存知でしょうか。
このCMが流れていたのが1990年ごろなので、
30代の人はギリギリ知っているかもしれません。
バブル期を象徴するCMだとよく話題に出ます。
高度成長期のブイブイ言わせていた時代(僕は知りませんが)は、
仕事を「量」で評価することも当たり前のようにあったそうです。
とにかく人より長く働いて”がんばる”ことが美徳とされていた時代です。
しかし最近では「量」より「質」が求められるようになりました。
大手IT企業が週休3日を導入して話題になったことが象徴していますが、
短い労働時間の中で、いかにして良いアイデアを出せるか、
仕事の質を高められるかが重要視されているわけです。
そしてコロナ禍で一気に普及したリモートワークによっても「質」を求められるようになりました。
その理由は大きく分けて次の5つです。
コミュニケーションの変化
対面でのコミュニケーションが減少し、オンラインでのやり取りが主流になったことで、
明確かつ効果的なコミュニケーションが求められるようになりました。
これにより、仕事の指示やフィードバックの質が重要視されるようになりました。
自己管理能力の必要性
リモートワークでは、自宅や個人のスペースで仕事をするため、自己管理能力や自主性が以前よりも強く求められます。
これにより、仕事の進め方や成果物の質に対する責任が個々の従業員により大きく委ねられるようになりました。
成果物の見える化
リモートワークでは作業プロセスが見えにくいため、成果物による評価が中心になりがちです。
その結果、提出される成果物の質が直接的に評価の対象となり、質の高い成果が求められるようになりました。
テクノロジーの活用
リモートワークが普及するとともに、テレビ会議・電子契約・クラウド勤怠・タスク管理等々様々なサービスが身近になりました。
これらのツールを効果的に使用し、仕事の生産性やクオリティを維持、向上させる能力が求められるようになりました。
ワークライフバランスの重視
リモートワークによって仕事とプライベートの境界が曖昧になり、ワークライフバランスを保つことが難しくなりました。
そのため、限られた時間内で高品質な成果を出すことがより一層重要になっています。
もはや「働いた時間=報酬」という方程式は成り立ちません。
仕事の成果(質)が報酬につながるという思考で、
自ら考え、行動していくことが重要ですね。