価値を知る
たとえば、100円のペットボトルの水と200円の水があります。この時、単純に安い100円の水だけが売れるわけではありません。顧客が200円の価値があると判断すれば、200円の水も売れるのです。この100円の差は、水の価値をどれだけ伝えることができるかにかかっています。その価値が伝われば、高い方の水でも選ばれるのです。
より高値で継続的に販売するためには、商品の価値を十分に伝え、顧客にその商品やブランドファンになってもらうことが必要です。
価値を伝えることは、非常にシンプルに見えて実は大変な作業です。企業が考える価値と消費者が感じる価値の間にはしばしばズレが生じます。つまり、顧客目線で価値を伝えることが重要です。そこでまず必要なのは、自社の真の価値を正しく認識することです。
この認識を深めるのが私たちの役割です。企業内部にいるほど、またその業界に長くいるほど固定概念に囚われやすくなり、顧客目線での価値が見えにくくなります。私たちブランドマネージャーはワークショップを通じてファシリテーションを行い、一緒に会社の価値を見つけ出していきます。