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小さなズレが、やがて大きな溝になる。

DATE . 2024.02.29

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

小さなズレが、やがて大きな溝になる。

これまでの自分の人生を振り返ると、
何か取り返しのつかない失敗をした時、
壊すしか選択肢が残されていないという時、
思い返せば必ずと言っていいほど、「小さなズレ」が生じていたと思います。

小さなズレは、なんとなく違和感を感じ、頭の片隅で気にはなっているものの、大抵見て見ぬ振りをします。
そして、やがて大きな溝となったときに後悔する…
人間関係おいてはよくありますよね。

ブランディングデザイン、WEBの運用、あらゆる企業活動など、全て事柄においても小さなズレはいずれ生じます。
この時にその小さなズレに対してどれだけ敏感に反応し、丁寧に対処できるか。
マネジメント力が問われるところ。

・・・

ブランドやWEBサイトのリリース時、僕たちは必ずと言っていいほど、
「ここからが本当にスタートです」とお伝えしています。

ここからがスタートというのは、構築したブランドやWEBサイトを守りながら育てるというフェーズに入るからです。
我が子を育てていくのと同じようなイメージです。

ブランディングにいたっては、ブランドという「無形資産(目には見えない価値)」を守り、育てていく難しさは計り知れません。
少しでもブランドイメージとズレのある言動や行動、コンテンツがあれば、
せっかく作り上げたブランドが少しずつ崩れていく恐れがあります。

課題設定や目標の小さなズレ
スタッフ間の認識の小さなズレ
企業から発信される情報の小さなズレ
トンマナの小さなズレ。
(※トンマナ=「トーン(tone)&マナー(manner)」の略称、
デザインやスタイル、文言などに一貫性をもたせるルールのこと。)

守るというのは、商標等の権利関係はもちろんのことですが、
ブランドを意識した「ズレを整える」という守りも非常に重要です。

ブランドを育てていく上で、小さなズレを整える役目を担う人材を配置したり、
昨日の記事でも書いた仕組みを構築するような対策をお勧めしたいです。

耐久性のある強いブランドは、徹底した守りから生まれると思っています。

それではまた!

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