こんにちは、中村です!
最近、独り言が多いなと思っていたのですが、
調べてみると人は自分の考えを整理するために独り言を使うそうです。
今日は「ロゴはデザインの起点」というテーマでお話しします。
ブランディングをさせていただく際、
まずはブランドのコンセプトを決めた後、ロゴの制作から始めます。
ブランディングで作るものには、WEBサイトやパンフレット、
名刺、商品パッケージなどがありますが、なぜロゴから取り掛かるのでしょうか。
それは、ロゴがブランディングで中心的な役割を果たすからです。
ブランディングは、ブランドが消費者に持ってもらいたいイメージ、
つまり「ブランドアイデンティティ」に基づいて構築されます。
このアイデンティティが中心となり、全てのメッセージや広告が作られていきます。
ロゴは、このブランドアイデンティティの象徴であり、
ビジュアルアイデンティティの中核となります。
ロゴにはブランドの個性や価値観が表現されており、
その色や形、フォントはブランドの特性を示します。
例えば、ロゴに明朝体が使われているなら、WEBサイトやパンフレット、名刺、プレゼン資料など、
あらゆる場所で明朝体が主要なフォントとして使用されます。
ロゴに黄色を使っていれば、看板やユニフォーム、事務所や店舗の色にも黄色が取り入れられます。
ブランドイメージを伝えるためには一貫性が重要で、ロゴが緑、名刺が黄色、
WEBサイトが赤だと消費者は混乱してしまい、企業が伝えたいブランドイメージが伝わりにくくなります。
実際、僕がデザインする時も、WEBサイトを依頼されて既にロゴがある場合、
ヒアリングを基にロゴからイメージを広げてデザインします。
色や書体、図形はロゴを基に決め、全体のイメージもロゴとの調和を最優先に考えます。
デザインの中心にはロゴがあり、それがデザインの出発点であり、ブランディングの核心部分です。
もしロゴがブランドアイデンティティを十分に反映していなければ、
説得力のない薄っぺらいデザインになる可能性があります。
ロゴはただのマークではなく、
ブランディングの中心であり、デザインの起点なのです。