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これからの新しい会社のカタチ

DATE . 2024.06.02

UPDATE DATE . 2024.05.21

Category : 経営戦略

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

これからの新しい会社のカタチ

働き方の多様化とその影響

現代社会では働き方が多様化し、終身雇用の概念が崩壊しています。
これまでのキャリアを一つの会社で全うすることが人生の成功とは見なされなくなってきています。
以前は転職に対して否定的な見方が多かったですが、今では自然なこととして受け入れられています。

情報の入手が容易になり、YouTubeやVoicy、Instagram、ブログなどを通じて、
多くのビジネス情報が手に入るようになりました。

この情報化社会は、より良い職業選択を可能にしています。

また、働き方改革により労働時間が短縮され、個人の時間が増えました。
副業を許可する企業も増加し、自由な時間に別の収入源を持つことが一般的になっています。

このように社会が大きく変わる中で、経営者としては企業の存在意義や価値を再考する必要があります。
企業が存在する目的と、そこで働くことのメリットについて、深く考察する時が来ています。

価値観の変遷

価値観は時代と共に変わっています。
かつては公衆電話が重要なコミュニケーション手段でしたが、
スマートフォンの普及によりその価値は大幅に低下しました。

職場においても同様です。
昔は高い給与や昇進が重視されましたが、現代では仕事の充実感や休暇の充実、
職場の人間関係の良さがより価値あるものとされています。

価値は時代と共に変化するものです。
働く人々が企業に求める価値や、企業が社会に果たす役割も、時代とともに変わります。

今まで当たり前とされてきた価値観を見直すことは重要です。

マーケティングでは「顧客視点」の重要性が強調されますが、
企業においても同様に「従業員視点」を持つことが必要です。

コミュニティとしての会社

僕が思い描く、これからの会社の形は「コミュニティ」としての存在です。
伝統的な上下関係ではなく、互いに横並びで協力し合うチームのような組織です。

このコミュニティは、同じ目的を持った人々が集まり、共に仕事を進める場として機能します。

公的施設に例えるなら、会社は公民館のようなものであり、
経営者はその管理人のような役割を担います。

経営者の仕事は、自然災害にも耐えうる堅牢な施設を保持し、
必要な経費の管理を通じて公民館の運営を続けることです。

チームにはリーダーが必要

仕事をチームとして効率良く進めていくためには、リーダーの存在が不可欠です。
チームメンバー全員が同じ目的意識を持っていたとしても、
個々に異なる意見や方向性が生じることは避けられません。

無秩序にならないためにも、チームには方向性を示し、まとめるリーダーが必要なのです。

経営者とリーダーは一致しないこともあります。
経営者は公民館の管理人のように、全体を見渡す役割を持ち、
リーダーは班の具体的な取りまとめを担います。

時には経営者がリーダーを兼任することもありますが、
その際は経営とリーダーシップの役割を混同しないことが重要です。
混同するとチーム内の混乱を招く恐れがあります。

リーダーにはリーダーシップや経験、力量だけでなく、強い意志や情熱が求められます。
この強い情熱がチームメンバーを引きつけ、動機づける力となります。
逆に、情熱が薄いとチームの士気も下がりがちです。

経営者は偉くなんかない!

経営者は偉くない。僕はそう思います。

だからうちの会社では、創業時から僕のことを「社長と呼んではいけない」というルールがあります。

人を雇用しているから偉いの?給与を決めているから偉いの?

決してそんなことはないと思います。

だって、会社なんて誰でも手続きさえ踏めば設立できるんです。
社長なんて創業時は何の信用もないんですから。

時代は2024年。

時代にあった会社のあり方は、今後も日々考えていきたいと思います。

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