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売りつけることはしてはいけないの誤解

DATE . 2024.05.18

UPDATE DATE . 2024.04.29

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

売りつけることはしてはいけないの誤解

今日は、僕がこれまで勘違いしていたことについて恥ずかしくもお話ししたいと思います。

創業当初から、「商品を売るのではなく価値を売れ」という考えに固執して、
営業マンを社内に配置せず、どうやって「売らずに売るか」を考えてきました。

そのため、ブログなどでスタッフにも「売り込んではいけない」と常に言い聞かせてきました。

しかし、ある時、重要なことに気づきました。
「売りつけること」と「教えること」は異なる、ということです。

例えば、仕事で必要な情報を検索しているときに、
あるサイトの記事に辿り着いたことがあります。

その記事は僕が求めていた情報を分かりやすく解説していましたが、
具体的な次のステップについての疑問が残りました。

記事を読んでいるうちに、その分野の専門家が書いたものだとわかり、
「この専門家からもっと学びたい」「いずれこの人に依頼したい」と思い始めました。

しかし、まだ行動を起こす時期ではなかったため、ページを離れようとした時、
次のような一文が目に留まりました。

「ノウハウが詰まった資料の無料プレゼント」

僕は思わず資料請求をしてしまいました。
これは著者の意図した通りの行動でしたが、今後著者から定期的にメールが届くことも理解していました。

これは外から見れば「売られている」と見えるかもしれませんが、
僕自身は「売られている」とは感じず、逆に「役立つ情報をくれてありがとう」と感じていました。

これを振り返って、僕はこれまで情報を発信する際に
解決策を十分に提示していなかったことに気づきました。

解決策を知りながら提供しないのは、情報を求める人にとって不親切です。

僕がこのように誤解していた原因は、
「売ること」と「教えること」を混同していたからです。

情報発信においては、問題提起とその解決策をセットで提供することが大切で、
それは決して悪い意味での「売りつけ」ではありません。

「売りつけること」と「教えること」は違う、ということを理解し、
相手を思いやる優しい情報発信を心がけたいと思います。

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