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ニーズを絞り込むと興味をひきやすくなる

DATE . 2024.05.19

UPDATE DATE . 2024.04.29

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

ニーズを絞り込むと興味をひきやすくなる

弊社はなんでも得意ですので、何でもご相談ください!

このような看板を街で見かけることがよくあります。

毎回見るたびに、ちょっとだけ首を傾げてしまいます。
実際は、もっと具体的なニーズに特化した方が良いのにな、と思いながら。

「何でもやってほしい」というニーズはほとんどなく。
ニーズとは「特定のものが食べたい」「特定のことを学びたい」など、もっと具体的なものです。
何でもできるというのは、確かに安心感を与えるかもしれませんが、
消費者にとって魅力的な言葉とは言えないんですよね。

例えば家庭教師を探しているとします。以下の二つの選択肢があったとします。

A: 全科目をトータルに教えることが強みです!
B: 数学が苦手な方向けに、数学に強い先生が丁寧に指導します!

多くの消費者はAの方が一見魅力的に感じるかもしれません。
なぜなら、家庭教師を必要としているすべての人が対象だからです。
一方でBは5科目中1科目のみを必要としている人が対象となり、消費者の数は理論的には1/5になります。

多くの企業はAを目指します。
理由は、パイ全体が大きい方が良いと考えるからです。
しかし、多くの企業が同じことを考えているため、Aには競争が多くなります。

どちらのアプローチを選ぶかは企業の戦略によりますが、
具体的なキャッチコピーの方が注目を集めやすく、
特にBは数学が苦手な人には非常に響きやすいですよね。

ニーズを絞り込むことで、絶対数は少なくても興味を引きやすくなり、
結果的には成果につながりやすいものです。

「それって本当に強みなの?」といつも自問自答し、
顧客の視点で自社の強みを見つめ直すことが重要です。

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