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どのカテゴリーでニーズを満たすか

DATE . 2024.04.29

UPDATE DATE . 2024.04.21

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

どのカテゴリーでニーズを満たすか

今日はこれからのビジネスで非常に重要な考え方、競合との関わり方について話したいと思います。

どの業界でも競合は存在します。
例えば、コーヒーが飲みたくなったとき、スターバックスやタリーズのようなカフェ、コンビニのコーヒー、
缶コーヒー、インスタントコーヒーなど、選択肢は多岐にわたります。
これらはすべてコーヒーの直接的な競合です。

しかし、もし人が「眠気を覚ます」というニーズを持っている場合、競合はコーヒーだけに留まりません。
レッドブルやガムなどのエナジードリンク、睡眠カフェまでが競合に加わる可能性があります。

選択肢が豊富な現代では、多様な手段でニーズを満たすことができます。
ニーズが発生してから商品やサービスを選ぶまでのプロセスは以下のようになります:

①「眠気を覚ます」というニーズが発生する。
②どのカテゴリーでニーズを満たすかを決める。
③決定したカテゴリー内で、どの商品やサービスを選ぶかを決める。

商品やサービスを選ぶ前に、「どのカテゴリーでニーズを満たすか」という選択が必要です。
この段階をクリアしなければ、どんなに良い商品やサービスも顧客に選ばれることはありません。

カテゴリーの需要を増やすためには、たとえば「眠気覚まし=コーヒー」という関係を市場に浸透させる必要がありますが、
これには莫大なコストがかかるため、通常は資本力のある大企業に任せるのが賢明です。

しかし、中小企業にもチャンスはあります。
その策として、カテゴリーを超える訴求です。

例えば「眠気を覚ますコーヒー」という直接的な提案ならば、カテゴリーをまたがずに直接ニーズに応えることができます。
これは商品のポジショニングを消費者が直面するシーンに合わせるという戦略です。

この方法を専門用語で言うと、「消費状況に基づいたポジショニング」となります。
この考えを念頭に置いて、自社のポジショニングを考えることも大切です。

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