ニセモノの世界観はうまくいかない
DATE . 2024.02.26
Category : ブランディング
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DATE . 2024.02.26
Category : ブランディング
ホームページやデザインの制作を依頼される際に、しばしば取り上げられるのが「世界観」という概念です。
この言葉は非常に抽象的で、人によって解釈が異なります。
しかし、「世界観」を巧みに構築し、効果的に伝えることができれば、
それに共感した顧客がブランドの熱心な支持者になる可能性は高いです。
ある休日に、「どこに出かけようか?」という話題になった際、
僕が思いつきでディズニーランドを提案したときの反応が印象に残っています。
「ディズニーランドはその日に思いついて行くような場所じゃない」というものでした。
ディズニーランドへ行くと決めた瞬間から、訪問日までのワクワク感や準備の過程も
ディズニーランドの魅力の一部となります。
つまり、「夢の国」への旅は計画段階から始まっているわけです。
このエピソードから、ディズニーのブランド体験の素晴らしさを再認識しました。
彼らは「夢の国」という世界観を巧みに醸成しています。
商品やサービスが溢れる現代社会において、「世界観」を効果的に操ることが成功に繋がります。
ただし、共感を呼ぶ世界観を構築したからといって、
それが自動的に売上げを保証するわけではありません。
世界観の維持が極めて重要です。
たとえば、ディズニーランドを訪れた際にキャストが
粗野な言葉遣いで子供を叱る光景に遭遇したらどうでしょうか?
その瞬間、「夢の国」という世界観は崩壊し、売上げへの悪影響が避けられません。
一度構築した世界観を維持し、保護することができなければ、
それは二刃の剣となり得るのです。
ここまでお読みいただいた方々はお気づきかもしれませんが、
世界観はブランドを担う人々によって築かれます。
たとえ経営陣がマーケティングの力を借りて、消費者に共感される魅力的な世界観を構築したとしても、
その世界観を具現化するスタッフがそれを表現できなければ、実現されない理想に過ぎません。
マーケティングの手法で創出された世界観は、
しばしば模倣に過ぎない印象を受けがちです。
偽造された世界観に陥らないためには、無理なく自然体でいられる、自身に合った世界観が求められます。
つまり、自分たちらしい世界観が必要です。
これを実現するには、「自分たちらしさ」とは何かを明確にする作業から始める必要があります。
自身の強みや価値観を深く掘り下げていくことで、世界観を形成するヒントが見えてきます。
この方法で生まれた世界観は、自身らしいものであるため、表現しやすくなります。
新たなブランドを立ち上げる際や、マーケティングの一環で世界観を築く必要がある場合は、そ
の世界観に共感できる人材をチームに迎えることが重要です。
これを実現するためには、世界観を明確に言語化し、ビジュアル化すること、
そしてブランドのビジョンや社会的な価値をはっきりさせ、それらを積極的に発信していくことが求められます。
いずれにしても、世界観は簡単に崩れ去るリスクをはらんでいるため、
偽りの世界観にならないように慎重に取り組むことが大切です。
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