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中小企業の体験価値の向上の鍵。

DATE . 2022.08.28

UPDATE DATE . 2024.03.28

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

中小企業の体験価値の向上の鍵。

ブランドディレクターの萩原です。

今日は「中小企業の体験価値の向上の鍵。」というテーマについてお話ししたいと思います。

ついつい見落としがちになってしまう部分になりますが、
これからの集客において非常に重要な点になるので、
この記事が改めて見直すきっかけとなれば幸いです。

消費者に自社のファンになっていただくためには、最低限の機能的な価値が必要です。
機能的価値とは、ざっくりと説明してしまうと、製品・サービスの機能・性能に対する価値です。

今の世の中には、モノやサービスが山ほどあります。
そして情報もこれだけ出回っているので、消費者からしてみれば、
ある程度の品質が担保されていることは当たり前なんです。
(例えば、まずいラーメン屋さんは今時そんなにないですよね。)

もし機能的価値のクオリティが明らかに劣っていれば、選ばれることはありませんので、
ここがまず劣っていると感じる場合は、機能的価値の向上に努めて行くべきです。

ただ現代は機能的な価値では差別化が難しくなった時代。
そう、現代において機能の面は真似しやすいのです。

にも関わらず、ついついまだ他社を上回る機能や性能の開発に焦点を当ててリソースを割きがちです。
(ここが行き過ぎるとオーバースペックな商品が生まれ、求められていないモノが出来上がってしまう)

ここで誤解をして欲しくないのは、決して、機能や性能の向上をおざなりにして良いと言っているわけではありません!
もちろん超大事です!

繰り返しになりますが、消費者から見て「機能的価値での満足は、当たり前になっている」ということです。

消費者に満足していただくための「体験価値の向上」の手段は、まだまだたくさんあります。

今回この記事で取り上げたいのは、タイトルにもある「人」です。

「直に繋がっている人」から得た体験価値は、他では決して味わけない、only oneの価値です。

人と人。

つまりは、「個性」と「個性」との間から生まれる、感情を揺さぶられる価値。
そんな価値は、間違いなくその瞬間でしか味わけない。

これだけ便利で不便のない時代だからこそ…
僕たちも含め、中小企業は、もっとここに目を向けなければいけない。

ある程度の利便性を担保することはもちろん大事ですが、
体験価値向上を機械やシステムによって高める様な施策は大手企業に任せて、
中小企業は「自分たちならではの価値提供」にリソースを割かなければいけないと思っています。

時間をかけて考えないといけないのが、
人と人との接触時間。
人と人との接触回数。
人と人との対話、思いやり。
一つの体験をキッカケとした、さらなる人との繋がり。
(もちろんオンラインでもOK)

結局何が言いたいのかというと、
今から少しずつでも人からの体験価値を高め、
コミュニティを築き、強固なものにしていくことを念頭に置いておかないと、
いずれ薄利多売の点数勝負の世界に巻き込まれます。

機能的価値が高いかつ、
機能面の団栗の背比べの時代は、もう既にきています。

この時代を生き抜くために、今すべきことは何だろうか。
どんなブランドが愛され続けるのだろうか。

時代が変われば答えも変わる。

僕たちは一生この問いと向き合い続けていきます。
そして行動していくのみです。

それではまた!

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