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ホームページは行動設計の前に感情設計を

DATE . 2025.05.07

Category : WEB・WEBブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

ホームページは行動設計の前に感情設計を

どうも、中村です!

今日は「ホームページは、行動設計の前に感情設計を」というテーマでお話しします。
ちょっと真面目な響きですが、本当に大切な話なんです。

「あるだけ」では、誰の心も動かない
「ホームページはあるけど、全然反応がないんですよね…」

こんな相談、これまでに何度も受けてきました。
そしてその多くは、見ればわかります。

情報はちゃんと揃ってる。会社概要、事業内容、お問い合わせページもある。
でも、“体験”がない。

つまり、「読んだ人の感情が動く余白」がないんです。
人は正しい情報だけでは動きません。

心が動くのは、「体験」と「共感」と「物語」があるときなんです。

ホームページは、感情が動き出す“入口”

ホームページは、ただ会社情報を並べる場所じゃありません。
もっと言えば、はじめて訪れたお店のような“空間”に近い。

ドアを開けて一歩入ったときに、
「お?なんかいいかも」「ちょっと見てみたいな」と思わせるかどうか。
それって、空気感の演出=構成、デザイン、言葉の設計で決まります。

たとえば、トップページで感じる第一印象。
スクロールしていくうちに、「あれ?これ、自分のことじゃないか?」と感じ始める流れ。
最後は、まるで自然と声をかけたくなるように、「お問い合わせ」につながっていく。

これ、偶然じゃありません。すべてが意図的に設計された体験なんです。
テンプレを埋めただけでは、絶対に生まれない。

顧客体験を生む、3つの視点

①期待を超える「ちょっとした驚き」

「へぇ、こんな会社なんだ」
「思ったより丁寧で、なんだか信頼できそう」
そんな“ちょっとした驚き”は、心に残ります。

たとえば、スタッフ紹介ページに、経歴だけじゃなく「休日の過ごし方」や「好きな本」が載っていたら?
そこに人間味が生まれて、グッと親しみが湧きます。

②迷わせず、でも感情は動かす

ナビゲーションはシンプルで、迷いにくい。だけど、
その中には感情を動かす演出がある。

「この人、私の悩みに気づいてくれてる」
「この会社、私の立場で考えてくれてる」

そう感じる言葉や流れは、ただのコピーライティングじゃありません。
共感を設計しているんです。

③行動よりも、“感情のゴール”を描く

多くの人が「問い合わせ」や「購入」をゴールにしがちだけど、
実はその前に、感情のゴールがあるんです。

誰かが「問い合わせしよう」と思うとき、
きっとこう思っています。

「この人たち、自分のことちゃんとわかってるな」
「なんだか未来がよくなりそう」
「この会社となら、一緒にいい仕事ができそう」

そう思って心が動いたから、行動が生まれた。

つまり、ぼくらが本当に設計すべきなのは、
行動の手前にある「感情のレール」なんです。

たとえば

トップのキャッチに、「誰の、どんな悩み」に対する言葉があるか
実績紹介に「その後どうなったか」が書かれているか
フォームの直前に、「ここまで読んでくれてありがとう」と語りかける一文があるか

こうした工夫が、心の温度を少しずつ上げていきます。

気がついたら、「問い合わせようかな」と思っている自分がいる。
それが、感情設計の力です。

行動は、感情の“結果”としてしか起こらない。
だから、先に設計するべきなのは、「どんな気持ちになってほしいか」。

その感情をていねいに設計することで、結果として“選ばれる”ことにつながります。

中小企業だからこそ、体験を届けられる

大きな広告費はなくてもいい。
小さな会社には、「熱」がある。「想い」がある。「物語」がある。

それを、構成で、デザインで、言葉で、ちゃんと届けていく。
そうすれば、必ず伝わる。

信頼されるホームページって、
「何ができるか」じゃないんです。
「どう感じてもらえるか」で決まる。

だからこそ、あなたのサービスを、あなたらしく伝える。
その中に、体験や共感をちりばめる。

それができたとき、ホームページは、
ただの情報ツールではなく、「心が動くきっかけ」になります。

それでは、また!

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