WEBサイトから成果を上げるためにはWEBサイトの役割を明確に!
DATE . 2024.11.08
Category : WEB・WEBブランディング
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.11.08
Category : WEB・WEBブランディング
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
どうも、中村です!
ビジネスの世界で、WEBサイトは単なる情報発信ツールではなく、
しっかりとした戦略をもって作り上げるべきものです。
「WEBサイトは会社の顔」と言われることもありますが、
実際には「顔」以上に、情報収集や行動促進など、さまざまな役割が求められます。
しかし、WEBサイトの役割をしっかりと定義していないと、効果を十分に引き出せません。
Contents
WEBサイトの役割を考えるにあたり、まずはユーザーの心理的な流れを表すフレームワーク
「AIDMA」や「AISAS」を理解することが役立ちます。
AIDMAとは、以下の流れで構成されます。
Attention(注意): 商品やサービスに注目する
Interest(興味): 興味を持つ
Desire(欲望): 欲しいと感じる
Memory(記憶): 記憶に残る
Action(行動): 実際に購入などの行動を起こす
一方、インターネット時代の流れを反映したAISASは、
SNSや検索の利用を考慮に入れたフレームワークで、以下のプロセスを経ます。
Attention(注意)
Interest(興味)
Search(検索): 興味が深まり、さらに情報を探す
Action(行動)
Share(共有): その後、購入した商品やサービスについてSNSなどで共有する
これらのフレームワークは、ユーザーがWEBサイトでどのような行動をとるか、
どのように心理が移り変わるかを示しています。
では、具体的にWEBサイトの役割はどのように設定すれば良いのでしょうか?
たとえば、ECサイトであれば、商品の購入を促すのがWEBサイトの役割となります。
この場合、サイトのデザインや導線は、商品を見やすくし、購入までのステップをシンプルにすることが大事です。
さらに、AIDMAやAISASに基づいて、興味を引き、行動(購入)へと導く仕掛けが必要です。
たとえば、ユーザーの「興味」を引く商品紹介ページを目立つ位置に置き、
「購入ボタン」を分かりやすく設置することで、最短のステップで購入に導けます。
ある企業のサイトが既存顧客に向けて、定期的に新商品の案内やサービスに関する更新情報を提供しているとしましょう。
このようなサイトでは、顧客が「またこの会社を選びたい」と感じる情報提供が役割です。
こうしたサイトの場合、AIDMAの「記憶」フェーズを強化することが重要です。
たとえば、製品のアップデート情報や役立つ情報を継続して発信し、
ブランドとして「価値」を感じさせることでリピートに繋がります。
企業によっては、WEBサイトがすぐに利益を生む必要はなく、企業の理念や価値を伝えることが役割である場合もあります。
例えば、SDGsや環境保護に積極的に取り組む企業であれば、サイト内でこれらの活動や価値観を伝えるコンテンツが重要です。
AISASの「シェア」段階を考慮し、ユーザーが共感できる情報を発信することで、
SNSなどで企業の活動が共有され、認知や共感の輪が広がるはずです。
ターゲットに合わせたコンテンツ設計ができる 役割を明確にすることで、どのようなコンテンツが必要かが見えてきます。
例えば、新規顧客獲得が目的であれば、トップページにキャンペーン情報や
「今だけ割引」などの魅力的な情報を配置するのが良いです。
一方で、ブランディングが目的であれば、企業の理念や使命に関連するコンテンツに注力します。
役割が定まっていれば、WEBサイトの効果を測定しやすくなります。
たとえば、購買促進が目的であれば、購買数やコンバージョン率が指標になりますし、
ブランディングが目的ならば、アクセス数やSNSでのシェア数が指標となります。
短期的な売上だけを追うのではなく、長期的なブランディングを考えることで、
安定した集客や顧客の信頼獲得に繋がります。
これにより、企業としての方向性もはっきりし、全体的なマーケティングの一貫性を持たせやすくなります。
目的が不明確だと、何をメインに伝えるべきかが分からなくなり、サイト全体の構成がぼやけてしまいます。
結果的に訪問者が求める情報を見つけにくくなり、離脱率が上がる原因になりかねません。
計画性がないままサイトを作成すると、リニューアルや改善が頻繁に必要となり、コストがかさむ結果に。
また、担当者の手間が増えるだけでなく、何を改善すべきか判断がつかないために、効果が見えにくくなります。
訪問者が何を求めてサイトに来ているかを見失い、成果が不透明になる恐れがあります。
たとえば、売上を目標にしていたのに、アクセス数だけに注目してしまい、具体的な成果が見えなくなることも。
WEBサイトの役割を明確にすることで、会社の方向性と一致させ、
顧客にとっても価値あるコンテンツを提供することができます。
ビジネスの目的に応じて適切な役割を設定し、その目的に向かって戦略的に運営していくことで、
WEBサイトが企業にとってより有益なツールになるのです。
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