日本のLPはなんでこんなに長いの?
DATE . 2024.11.09
Category : マーケティング

Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.11.09
Category : マーケティング
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
どうも、中村です!
LP(ランディングページ)を作る際に、多くの情報を詰め込むのは、何かと安心感があるものです。
特に日本のLPには、長文で商品の特徴やメリットを事細かに説明し、ユーザーに丁寧に情報を伝える傾向が見られます。
一方で、海外のLPは比較的シンプルで短いものが多く、視覚的なインパクトや簡潔なメッセージが主流です。
この違いは、実は日本独自の文化や消費者の購買傾向が背景にあるのです。
日本の消費者は購入に対して非常に慎重な傾向があります。
製品やサービスにお金を払う前に、その内容やメリット、企業の信頼性まで徹底的にチェックすることを好みます。
これは、昔から「信頼性」を重んじる文化が根付いていることも関係しています。
そのため、企業側も消費者の不安を解消し、しっかり理解してもらうために、
LPを細かく丁寧に作り込むようになりました。
さらに、インターネットが普及し始めたころは、情報にアクセスする手段が少なく、
LP自体が詳細なカタログや説明書の役割を果たしていました。
そのため、商品やサービスについて一通りの情報をLPに載せることが当たり前となり、
ユーザーの信頼を得るためにあらゆるデータを提供する流れが続いていたのです。
しかし、情報過多の時代に入った今、長すぎるLPは逆にユーザーの時間を奪う要因になりかねません。
現在は「情報は与えれば与えた分だけ信頼になる」という単純な構図から変化し、
必要以上の情報がむしろユーザーを遠ざけてしまうリスクも増えてきました。
たとえば、ユーザーが知りたいのは商品についての簡潔なポイントや魅力的な特長であり、
全ての細かい仕様ではないこともあります。
情報があふれかえっている中で、「これも知っておいたほうがいいかもしれない」と詰め込まれた内容が、
かえってユーザーにとって負担となり、途中で読むのをやめてしまう可能性が高いのです。
海外のLPは、要点をしっかり押さえてシンプルにまとめられているのが特徴です。
ビジュアルやキャッチコピーにインパクトを持たせ、
スクロールせずに画面の中で最も重要な情報が伝わるように工夫されています。
これにより、情報過多で判断に迷うことなく、素早く要点を理解してもらう仕組みが作られているのです。
特にスマートフォンでの閲覧が主流となった現在では、
ユーザーが細かく情報を読む時間も短くなっています。
そのため、要点を短くまとめたコンパクトなLPが、かえって効果的なケースが増えてきました。
情報をたくさん盛り込むことが必ずしも悪いわけではありません。
特定の業界や商品では、詳細情報を求めるユーザー層がいるのも事実です。
ただし、現在の消費者のニーズや情報収集の手軽さを考慮すると、「情報の取捨選択」が必要になってきています。
長いLPを作る場合も、ユーザーが必要とする情報にアクセスしやすくする工夫が大切です。
折りたたみ要素を使って、読みたい人だけが深掘りできるようにする、
あるいは視覚的に分かりやすい情報構成にするなどして、
ユーザーがストレスなく情報を受け取れるようなLP設計を心がけることが重要です。
また、ただ役立つ情報を詰め込むのではなく、「なぜこの情報が必要なのか」という視点から、
意味のある情報を提供することが今後のLPでは求められます。
例えば「心が豊かになる情報」、つまりユーザーが「この商品で自分は何を実現できるのか」と、
未来をイメージできるような内容に焦点を当てると、より共感を得やすくなります。
LPは「長ければ良い」というものではなく、「必要な情報が伝わりやすいかどうか」が大切です。
これからは長さにとらわれることなく、ユーザーが求める情報をシンプルかつ適切に届けることで、
信頼と共感を得るLPが求められるはずです。
それではまた!
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