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急がば回れのブランディング

DATE . 2024.10.22

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

急がば回れのブランディング

どうも、中村です!

ビジネスをしていると、ついつい目先の利益に目が向きがちですよね。
売り上げを伸ばすためにキャンペーンを打ったり、短期的な目標達成のためにリソースを集中させたり。

もちろん、それはビジネスを運営する上で非常に大事なことです。

ですが、会社の根幹ともいえるブランドのアイデンティティを
明確にすることを後回しにしてしまうリスクも存在します。

目先の利益を追いかけるリスク

ビジネスが成長する過程で、目先の利益を追い求めるのは自然なことです。

売り上げを伸ばし、コストを削減し、効率を最大化する。
これらは企業にとって当然の行動です。

しかし、その一方で、ブランドのアイデンティティを言語化し、
会社の方向性を明確にする作業を後回しにしてしまうことが多くあります。

例えば、新しい製品やサービスを出すたびに、キャンペーンを立て続けに打ち、
短期的な売り上げは確保できている。

けれども、その時々でブランディングをしっかり考えずに動いてしまうと、
長期的にはブランドの統一性が欠け、消費者や市場にどう映っているのかが見えづらくなります。

立ち止まる瞬間がやってくる

事業を続けていると、売り上げがある程度安定してきたタイミングで、
ふと立ち止まる瞬間がやってきます。

「このままでいいのかな?」と感じたり、「次に進むためにはどうしたらいいんだろう」と悩むことがあるはずです。
実はこの違和感は、次のステップに進むための合図でもあります。

多くの企業がこの瞬間に直面すると思います。

事業が成長し、軌道に乗ったように見えても、長期的な視点での方向性やビジョンが明確でなければ、
次のステージに進むことが難しくなってきます。

この「成長の壁」を乗り越えるためには、ブランドのあり方を見つめ直すことが重要になってくるのです。

将来のことを考えるブランディングの必要性

目先の利益を追いかけるのも重要ですが、
企業としての未来を見据えたブランディングに取り組むことは、さらに大切なことです。

売り上げや短期的な成功を求めて動いていると、
本当に会社が目指すべき方向性や価値観を見失ってしまうことがあります。

ブランドのアイデンティティとは、会社が何を目指しているのか、
どんな価値を提供しているのかを明確にすることです。

この作業は一見、手間がかかるし、短期的な利益には直結しないかもしれません。
しかし、長期的な視野で見れば、これこそが最も重要な投資なのです。

たとえば、Appleが強力なブランドを構築できているのは、
ただ単に高品質な製品を出し続けているからではありません。

Appleは「シンプルさ」「革新性」「ユーザー体験」といった一貫した
ブランド価値を消費者に届け続けているからです。

短期的な売り上げを優先するだけでは、このような強いブランドは作れないのです。

ブランディングを後回しにしない

正直、ブランディングは「面倒くさい」と思われがちな作業です。

日々の業務や、売り上げに直結する施策の方が優先されがちですから、
なかなか腰を据えて取り組めないというのもよくわかります。

しかし、いずれは必ず向き合わなければならない課題です。

ブランディングは会社の未来を形作るための重要なステップです。

しっかりとしたブランドのアイデンティティを持っていれば、
マーケットや顧客に対して一貫したメッセージを送り続けることができ、
長期的には信頼やファンを獲得することができます。

急がば回れ、という言葉のように、目先の利益だけにとらわれず、
将来のために必要な時間を取ってブランドのあり方を考えることが、次の大きな成長に繋がるのです。

まとめ

ビジネスをする上で、ついつい目先の利益を追いかけがちですが、
会社のブランドのアイデンティティを明確にすることを後回しにしてはいけません。

売り上げが安定してきたタイミングで立ち止まり、
ブランドの方向性や価値を再確認することが次のステップに進むための重要な要素です。

ブランディングは面倒な作業かもしれませんが、長期的に見れば最も重要な投資です。
未来の成長を見据えて、急がば回れの精神でブランドのあり方を考えてみましょう。

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