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ロゴが曖昧だとデザインが曖昧になる

DATE . 2024.09.14

Category : ブランディングデザイン

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

ロゴが曖昧だとデザインが曖昧になる

どうも、中村です!

僕らがブランディングをお手伝いさせていただくとき、
ブランドのコンセプトを設計したあと、真っ先に取り掛かるのはロゴの制作です。

ブランディングにおいてアウトプットするデザインは、
WEBサイト、パンフレット、名刺、商品パッケージなどたくさんあります。

その中でなぜ真っ先にロゴの制作を行うのか。
それはロゴはブランディングにおいて中心的な役割を果たすからです。

ブランドはブランドアイデンティティに基づき構築されていきます。
ブランドアイデンティティとは、ブランドが消費者に持ってもらいたいブランドイメージ(こう思われたい)です。
アイデンティティが軸となり、全てのメッセージや広告などのブランド体験を構築していきます。

ロゴはこのブランドアイデンティティを表す象徴であり、
ビジュアルアイデンティティ(見た目の中軸)なのです。

ロゴにはブランドのアイデンティティである個性や価値観が表現されており、
色、形、フォントなどの要素はブランドの特性となります。

たとえはロゴに明朝体が使用されていれば、WEBサイトやパンフレット、
名刺、パワポの資料など至る所で使われるメインフォントは明朝体になります。
ロゴに黄色が使用されていれば、看板やユニフォームの色、事務所や店舗の色も黄色が使用されます。
ブランドのイメージを伝えるためには一貫性がとても大切で、
ロゴは緑、名刺は黄色、WEBサイトは赤となってしまっては消費者は混乱し、
企業側のこう思われたいというブランドイメージを持ってもらうことが難しくなるからです。

さて。

私たちは、ブランディングを行わず、ロゴや写真など一式を支給していただき、
WEBサイトのみの制作を行う場合もあります。

通常であれば、ヒアリングをもとにしながらも、ロゴからイメージを膨らませて、
一貫性を意識しながらデザインを制作していきます。
ところが、ロゴは創業時に適当に作った物で、
そこまで思い入れがないから無視してくださいと言われます。

そして出来上がったデザインをクライアントさんに提案すると、
案の定、イマイチな反応になることがあります。

イマイチな部分を詳しく聞いていくと、

・色合いが違うような気がする
・フォントが違うような気がする
・全体的なイメージが違う気がするが、かといって具体的なイメージはない

このようなフィードバックをいただくことがあり、最悪の場合、迷宮入りしてしまいます。

なぜこのような事が起きてしまうかと言えば、さまざまな要因がありながらも、
ブランドのアイデンティティであるロゴがバシッと決まっていことが大きな要因ではないかと思うのです。

ブランドがどう思われたいのかが明確でないと、どうしても主観的になってしまい、担当者の好みという世界線になります。
主観的になると、その日の気分や周りの影響に左右され、結果的にデザイン迷子になってしまいます。
最終的に妥協した結果、なんとも説得力のない薄っぺらいデザインが出来上がってしまいます。

デザインの中軸にはロゴがあり、ロゴはデザインの起点となるとても大事な存在です。

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