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株式会社HARUMIさんのブランディングプロジェクトを振り返る

DATE . 2024.09.10

UPDATE DATE . 2024.09.11

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

株式会社HARUMIさんのブランディングプロジェクトを振り返る

今年の1月からブランディング支援をさせていただいている
株式会社HARUMI(以下、HARUMIさん)のWEBサイトが7月に公開されました。
公開後、WEBサイトの分析を行ったところ、想像以上の反響があり、
その後HARUMIさんに直接状況を伺ったところ、お問い合わせの質も向上しているとのことです。

今回は、このプロジェクトの中で特に重要だと感じたポイントについてお話ししたいと思います。

まず、HARUMIさんについて。
HARUMIさんは群馬県を拠点に、エクステリアや外構工事を手がけている会社です。
代表の伊藤さんと初めてお話しした際の印象は、
庭づくりに対する大きな可能性を感じておられ、その熱意が強く伝わってきたことです。
(『庭愛』『エクステリア愛』が溢れだしていました)

ストレートに「庭づくりが好きだ」とおっしゃっていたわけではなく、
現状抱えている課題やリブランディングを行いたい背景をお聞きしていると、
「業界全体として庭づくりはもっとこうあるべき」
「庭の魅力は、家を引き立てるためだけに留まらない」
「エクステリアデザインはここが面白い」
といったお話をたくさんお聞かせいただき、
多面的に庭づくりを捉え、語られているその姿からそう感じたのです。

詳しいプロジェクトの過程については以下をご覧ください。
https://tone-branding.jp/project/harumi-garden/

この時点で何か心打たれるものあり、かなり直感的ではありますが、
「丁寧に情報を整理し、伝えるべきことをしっかり伝えれば、HARUMIブランドは確実に強くなる」と感じました。

“丁寧に情報を整理して”というところがポイントで、
今回のプロジェクトでもまず着手したブランドコンセプト設計では、
基本的にはリサーチと整理繰り返しです。

実際にリサーチと整理の作業は、「コンセプト=何を伝えるか」を明確にするために、全体の7〜8割の労力を費やす部分。
それくらいこのフェーズがブランディングやクリエイティブ制作において大事です。

今回のHARUMIさんのリブランディングプロジェクトにおいては、
その中でもターゲティングのフェーズに多くの時間を割きました。

戦略に関することなのでこの点について具体的にお話しすることはできないのですが、
HARUMIさんの強み、競合の情報、市場規模、今後の事業展開、業界の課題、
地域的なニーズの特性など、あらゆることを加味して考えた時に、
もっと慎重に設計すべきだと思ったからです。

もう少し具体的に言うと、HARUMIさんがこれまでアプローチしてきたニーズと、
今後アプローチしていこうとしているニーズ(顧客の欲求欲望)に、
大きなギャップがあると感じていました。(HARUMIさんもそう感じられていた)
それによって当然コアなターゲット層も変わってきます。

この局面を乗り越えるにはもう少し根拠が必要だということになり、
HARUMIさんにはこれまでいただいた声をできる限り集めていただき、
僕の方では第三者の方に再度直接ヒアリングを行い、疑問を一つずつ潰していきました。

・・・

結果的に、ギャップはあるようでなかった。
厳密にいえば「そのギャップは埋られる」という結論至り、
最終的には「この人!」と言えるくらいまでターゲット像が明確になり、当初抱いていた不安も解消されました。

少々遠回りしたように見えますがブランドづくりを行う上で、今後どのようなニーズと真摯に向き合い、
どのような顧客と継続的にお付き合いしていくか?はとても大切な問いです。

実際に現在、想像以上の成果が出ているのは、間違いなくこのフェーズが大きなポイントだったと思います。
あの時、違和感を放置してさらなる情報収集やディスカッションを怠っていたらこのような結果にはなっていなかったはず。

そして何より、HARUMIさんがこれまで培われてきた技術や経験、庭づくりやお客様に対する強い想いがあったからこそ
伝えるべきポイントが明確になり”伝わる”をデザインできたと思っています。

一連のプロジェクトを通して、代表の伊藤さんの庭づくりやエクステリアデザインに対する考え方や姿勢には、
多くの共感や新たな発見があり、私自身も非常に刺激を受けました。
今後の運用次第で、HARUMIブランドはさらに強固なものになると確信しております。
プロジェクトのリリースは完了いたしましたが、ここからがブランディングにおける重要な運用フェーズです。

引き続き、HARUMIブランドとスタッフの皆様を力強くサポートしていきます。

▼株式会社HARUMIさんのサイトはこちら
https://harumi-garden.jp/

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