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強みを見つけることよりも大切なこと

DATE . 2024.06.17

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

強みを見つけることよりも大切なこと

こんにちは、中村です!

今日は「強みを見つけるよりも大切なこと」というテーマでお話をしたいと思います。

まず最初に結論をお伝えします。強みはどう使うかによって、成功するか失敗するかが決まるという話です。

突然ですが、iPhoneを使っている方で、自分の使ってるiPhoneにどんな強みがあるか答えられますか?
週末に飲むプレミアムモルツにはどんな製法や特徴があると思いますか?

これらの質問に答えられる人はどれくらいいるでしょうか?
自分の普段の生活を思い出してみてください。

私たちは、物を買うときにその強みを完全に理解しているわけではなく、
なんとなくいいと思ったから買うことが多いのではないでしょうか?

iPhoneを買ったとき、スペックを詳しく知らずに「いいな」と思って買ったけど、
使ってみたら「こんなにスペックが高かったんだ!」や「こんな機能があったんだ!」
と気づくことってよくありますよね。

企業が自分の商品やサービスの強みをしっかり伝えなければと思うことがありますが、
消費者がそれをどれだけ大切にしているかはまた別の話です。

つまり、企業がいくら自慢の強みを前面に出しても、
消費者にはそれがあまり魅力的に映らないこともあります。

これは個人にも当てはまります。例えば、仕事を探しているとき、
履歴書に書く自分の強みを考えるのは大切なことです。

でも、その強みがあるからといってすぐに仕事が決まるわけではありません。
雇う側は、その人の性格や経歴、強みが自社で活かせるかどうかを見て判断します。

つまり、求職者の強みが企業の求める条件に合っていなければ、仕事につながらないこともあります。
これはどちらかが悪いわけではなく、求職者が自分の強みを活かせる場所を見つけることが大切です。

だから、自分の強みを知っていても、それをどう活かすかがわからなければ、その強みは活かされません。

さて、話を戻します。

企業としても、自社の強みを十分に活かせなければ、その強みは意味をなしません。
だから重要なのは、強みを見つけることよりも、その強みがどこで役立つのかを考えることです。

これを理解するには、まず顧客である消費者がどんなニーズを持っているのかを把握する必要があります。
消費者の日常生活を想像してみましょう。

彼らがどんな生活を送り、どのような瞬間にどんなニーズが生じるかを考えます。

そして、そのニーズに対して、自社の強みを活かした製品やサービスが
どのように彼らの問題や不安、不満を解消できるのか、
そしてその結果、消費者の生活がどう変わるのかまでをしっかりと想像する必要があります。

ここで大切なのは、『あなたの商品やサービスは誰のためのものか』ということです。

ターゲットは30代の女性ですか、それとも40代の女性ですか?

30代と40代では、生活スタイルが違うため、必要とするものも異なります。
会社内で誰がお客様かについて意見が分かれてしまうと、話がごちゃごちゃになってしまうことがあります。

そこで役立つのが「ペルソナ」という方法です。

ペルソナとは、特定のニーズを持つ具体的な人物像を作り出し、それを社内で共有することです。
これにより、ペルソナの日常生活をイメージしやすくなり、自社の強みをどう活かせばいいかが見えてきます。

結論として、企業の強みは企業側から見たものであり、消費者にとって必ずしも重要ではありません。
もし、その強みが活かされなければ、持っている意味がないのです。

なので、ペルソナを作り、ペルソナの視点から自社の強みがどう役立つかを
見つけ出すことが非常に重要です。

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