こんにちは、中村です!
僕は日々、いろいろな方とお話しする機会があります。
その中で、2代目や3代目のいわゆる後継の経営者さんとお話しすることもあります。
僕は創業者なので、ゼロから創業してすごいですね!と言ってもらうことが多いのですが、
僕からしてみると後継者のみなさんの方がすごいと思っています。
企業を創業した人が築いた会社の文化や価値観がある中で、
新しいリーダーが自分のアイデンティティやエッセンスを加えるのは、とても大変な仕事です。
もともとの良い点を生かしつつ、新しいアイデアを取り入れなければならないから。
この変化を管理するのは、想像以上に難しいことだと思うのです。
これは、単に既存の枠組みを維持する以上のことを求められます。
なぜなら、変革をもたらしつつ、企業の核となる部分を保持するという
繊細なバランスを取らなければならないからです。
一歩間違うと不協和音になりかねない・・・。
新しいアイデアを導入することは、既存の社員や顧客に受け入れられる保証はありません。
創業者によって確立された方法や製品が市場で成功している場合、その変更は特にリスクが高いです。
しかし、市場は常に変化しているため、進化しなければ生き残れないのも事実です。
新しいリーダーが直面するもう一つの挑戦は、創業者の影響力と比較されることです。
創業者はしばしばカリスマ的な存在であり、その人物のビジョンや決断が企業の成功を大きく左右しました。
後継者がこの影響力に匹敵するか、あるいはそれを超えるかは、
多くの場合、社内外の関係者によって厳しく評価されます。
それにもかかわらず、後継者が成功するための鍵は、自信を持って自らの道を切り開くことにあります。
創業者の遺産を尊重しつつ、現代のビジネス環境に適した独自のアプローチを展開する必要があります。
これには、新しい市場機会を見つけ出し、技術の導入、または企業文化の再定義が含まれることがあります。
最終的に、後継者としての経営は、継続と革新の間のジレンマを管理することです。
これは簡単な道のりではありませんが、後継者の皆さんには、自身の直感と能力を信じ、
自分たちの時代の企業を形作ってほしいと心から願っています。
そこで、後継者の方にこそ、ブランディングを取り入れて欲しいと思います。
これまでの会社の資産や後継者の価値観を交えながら、
時代が求めるニーズと照らし合わせ、会社の方向性を指し示す道標となるからです。