今日は、社長が会社の成長を妨げているかもしれない、
というテーマでお話ししたいと思います。
スタッフの仕事が遅い、または成果のクオリティが低い時、
つい「もっと頑張ってよ!」と思ってしまうことがありますよね。
そして、本当にやる気があるのか、日々努力しているのかと疑ってしまいます。
「そんな態度だから会社が成長しないんだ!」と感じることもあります。
しかし、会社が成長できないのは、スタッフのせいではなく、
もしかしたら社長のせいかもしれません。
よく「会社は社長のレベル以上には成長しない」と言われます。
社長のレベルが3なら、会社は最高でもレベル3までです。
なぜなら、基本的に社長は自分以上にできる人を置くことが不都合だからです。
レベル3の社長に対して、レベル5のスタッフが存在していたら、社長の立場がなくなってしまいます。
会社のレベルを5にしたいなら、社長自身のレベルを3から5に上げる必要があります。
スタッフに「変われ!」と言う前に、社長が「変わらなければならない」、
「成長しなければならない」と自覚することが重要です。
会社は通常、社長がトップにいるピラミッド型の縦型組織です。
トップの意見が絶対で、トップが賛成しなければ何も進まないのが現状です。
仮に社内でイノベーションが起ころうとしても、社長が賛成しなければストップがかかります。
この時、一番の抵抗勢力は「社長」になります。
創業から時間が経つと、会社が安定すると社長はコンフォートゾーンに入りがちです。
地位も収入も安定していれば、波風立てずに現状を維持したいと思うのは自然なことです。
しかし、これがイノベーションを阻害し、結果として会社の成長を止めてしまうのです。
だからこそ、スタッフに「変われ!」と言う前に、
まずは社長自身が意識を変え、進化を遂げることが必要です。
会社の成長を望むなら、トップからの変革が必須です!