今日は「今一度、価格を見直してみよう!」というテーマでお話ししたいと思います。
どの業界でも、製品やサービスには必ず価格が設定されています。
したがって、ビジネスが価格の上に成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
価格設定は経営にとって非常に重要で、労働生産性を向上させるために時間と労力をかけるよりも
、価格を上げる方が直接的に生産性向上に繋がったりします。
簡単に価格を上げられるわけではありませんが、
この問題に真剣に向き合う時期が来ていると感じます。
価格を武器として使わない
まず、価格を競争の武器として使う企業体質を変えることが大切です。
消費者は価格に非常に敏感で、同じ品質の商品なら安い方を選ぶのは当然です。
しかし、「安さが正義」という価値観に基づいて顧客を獲得し続けると、中小企業は経営難に陥ることが多いです。
安さに注力すると、社内がどうすればより安く提供できるかに集中し、その結果、品質が犠牲になりがちです。
このように安さだけに焦点を当てた場合、価格競争から抜け出すのが難しくなります。
利益が薄い状態で少しの需要減少で経営が不安定になり、破綻するリスクが高まります。
価値を見つめ直す
価格以外に自分たちの持つ武器を見つめ直すことが必要です。
それは、自分たちの提供する価値を理解することです。
価格は、提供する価値に対する対価です。
自社の価値を正確に把握していなければ、適切な価格設定は不可能です。
価値が見つからなければ、価値を創造することが優先事項となります。
価格戦略を考える前に、自社の商品やサービスが持つ価値をしっかりと評価することが重要です。
自社の価値を再定義し、適切な価格設定を目指しましょう。