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事業から撤退するタイミング

DATE . 2024.04.20

UPDATE DATE . 2024.04.17

Category : 経営戦略

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

事業から撤退するタイミング

今日は経営戦略において重要な、事業からの撤退のタイミングについてお話しします。

事業を一度立ち上げた後、ほとんどの経営者はその事業を永続的に続けたいと考えます。
しかし、世界は絶えず変化しており、事業から撤退する必要が生じることもあります。

撤退を検討するべきタイミングは以下のような場合です。

売上が上がらないもしくは利益が出ない

売上が上がらない、または利益が出ない場合、これは事業撤退を考える非常に明確なシグナルです。
利益が上がらない事業を継続することは経済的に持続可能ではありません。
赤字が続くよりも、早めに事業から撤退し、その痛みを最小限に抑えることが賢明です。
そうすることで、次の戦略を検討する時間とリソースが確保できます。

未来の市場の動向を見て判断する

撤退を決定する際に、現在の需要や利用率だけでなく、将来の需要予測も重要です。
不確実性が高まる現代社会では、数年後の業界の状況を正確に予測することは困難です。
例えば、コロナ禍やウクライナ情勢などの予測不可能な出来事を除いても、人口減少や環境問題のような確実な変化を把握し、
これらに基づいて未来の市場動向を考慮する必要があります。

かつて僕が犬のお店を経営していた時、ペットブームの真っ最中に将来の市場動向を見極めて撤退を決めました。
しかし、振り返れば、ペットの数が増えることは、将来的に高齢ペットの需要が増えることを意味していたため、
高齢ペット向けの商品やサービスにシフトする機会もあったかもしれません。

まあ今となってはタラレバの話ではありますが、あの時撤退したからこそ、
今の自分があると思えば撤退して良かったなと思います。

撤退はしばしばネガティブな印象を持たれがちですが、実際にはポジティブな戦略の一環です。
勇気を持って戦略的に撤退を選択することも、重要な経営判断の一つです。

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