今日は経営者の立場から、心の底から伝えたいことがあります。
経営者と従業員、私たちの考え方の違いは「視座」にあると思います。
視座とは、物事をどの位置から見るか、そのことです。
経営者は遥か先を見据えて物事を考える。
一方、従業員はもっと身近な未来に目を向けています。
船で言うなら、経営者は遠くの天気を予想しているけれど、従業員は目の前の波を見てる、そんな感じですね。
この違いは、立場が違うから当然のこと。
でも、経営者が遠くを見てる理由、それは「リスクを避けるため」。
リスクを完全になくすことは難しいけれど、影響を最小限に抑えるためには、
常に先を見越して行動する必要があるんです。
リスクを避けるのはなぜかといえばシンプルで、大切なものを守るためにつきます。
スタッフ、家族、取引先…みんなを守りたい、そう思って経営者は先を見ています。
さて、ここからが僕が伝えたい本題です。
「やり方や仕組みがコロコロ変わるっておかしい!」そう感じる声、僕も耳にします。
その気持ち、理解できます。
でもね、僕は思うんです。
「それなら、変わらない大企業に行ってみたら?」と。
大企業は方針を変えるのは大変なことだけど、中小企業はすぐにでも方針を変えられる。
それが中小企業の良さです。
「ダメなら変えればいい」、それができるのが中小企業の魅力。
特に今の時代は変化が早い。
アメーバみたいに柔軟に変わり続けなきゃ生き残れないんです。
大企業と同じ土俵で戦っても、資本力で負けるのは目に見えています。
だから、どんなに他人が何と言おうと、リスクを考慮して右へ進むべきだと思ったら、迷わずに舵を切る。
それが経営者の仕事なんです。
決断は気まぐれやお遊びでしているわけじゃない。
みんなを守るため、そして前に進むために、僕たちは考え、行動しているんです。