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体験を通じてブランドを築く

DATE . 2024.01.17

UPDATE DATE . 2024.02.17

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

体験を通じてブランドを築く

ブランド戦略には、「ブランド・レレバンス(関連性)」という概念があります。
これは、市場におけるブランドの関連性や妥当性を意味します。
ブランドを市場に導入する際には大きく分けて2つのアプローチが存在します。
一つは「ブランド選好モデル」、もう一つは「ブランド・レレバンスモデル」です。

前者は従来のブランディング戦略に当たり、
後者は市場に関連性のある新しいサブカテゴリーを形成する方法を指します。

例えば、デザイン家電で知られるバルミューダは、このアプローチの魅力的な例です。
僕もバルミューダのファンとして、そのトースターを購入しました。
バルミューダの製品は、機能自体が特別画期的なわけではないものの、
体験を通じて他のトースター製品とは一線を画しています。

バルミューダはトースターという既存のカテゴリーに留まらず、新しいサブカテゴリーを創出しようとしています。
通常、消費者はトースターを選ぶ際にカテゴリー内の選択肢から選びますが、バルミューダの場合、
消費者は「バルミューダが欲しい」という特定のブランドを指名して購入する傾向があります。

バルミューダのウェブサイトを見てみると、製品ごとに独自のストーリーがあり、
それが「体験したくなる」ような工夫が施されています。
彼らは機能差ではなく、体験によって差別化を図り、新しいサブカテゴリーを確立しています。

今日の市場では、多くの製品が同質化しているため、ブランド戦略を通じて独自のブランド力を構築することが重要です。
この考え方は、現代のブランディングにおいて非常に大切だと思います。

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