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ブランドはどのようにしてつくられるのか?〜ブランドアクションを起こそう〜

DATE . 2024.04.04

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

ブランドはどのようにしてつくられるのか?〜ブランドアクションを起こそう〜

ブランディングディレクターの萩原です。
今日は「ブランドはどのようにしてつくられるのか?」というテーマについてお話ししたいと思います。

まずは徹底的に深掘りし理解することから

普段から口癖のように言ってるのですが、ブランディングの本質は「ブランドの意義や価値観に沿った行動(ブランドアクション)」にあると思っています。
もちろんビジュアルや惹きつけられる言葉も大事なのですが、行動が伴わなければ何の意味もありません。
むしろ行動がないとブランドに対する信頼という名の貯金を徐々にすり減らしていくことになります。

ただ、無闇やたらと行動すれば良いというものでもなく、
やっぱり「何のために」「誰のために」「何を伝えるために」行動するのかという核となる部分が言語化されていて、それに沿って一貫した行動になっていなければ、それもそれでブランドにならない。

そのためプロジェクトのスタートは必ずと言っていいほど、
まずは自分たち(チーム全員)が「徹底してブランドを理解する」からはじめています。

ブランドは巻き込みながら強くしていく

知らないことには何をどう行動して良いかわからないので、
ブランドを推進するチームの皆さんとワークショップ形式でブランドへの理解を深めていきます。

チーム全員でブランドを理解し、その意義や今後の活動自体にまずは自分たちが共感する。
これのフェーズがなければ、どんなに強烈なプロモーションを行っても短期的成果のみで終わってしまいます。

共感してもらうことからはじまり、そして賛同者→応援者→代弁者→体現者となり、
また違う誰かと少しずつ濃い関係性を築いていく。
強いブランドは内側からこれを丁寧に繰り返しています。

掲げておいて何もしないのは実はかなりリスク

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

先ほど書いた、僕たちが支援させていただく際も
ブランドの核となる部分(MVVやコンセプト)を構築するのに数ヶ月かけます。
その後商品開発、デザイン制作などを行い、運用フェーズへと入っていくのですが、
やっぱりWHYやコンセプトに沿って行動し続けているブランドは脈々と力をつけています。
当然と言えば当然なのかもしれません。

では構築したっきりブランドアクションを起こしていないブランドは現状維持のままなのかというと実はそうではありません。

気をつけたいのが、ぱっと見いい感じに見えるブランドが何もブランドアクションを起こしていなければ、
むしろマイナスに働く可能性が大きいというリスクも実はあります。

しかもそのマイナスはブランドとの距離が近い人から徐々に派生していきます。

ブランドは行動によってつくられる

例えば、
弊社においては、ミッションに「ブランディングで価値を最大化する」とあります。
この言葉を見て良いと思ってくれた誰かが、
「じゃあ”ブランディングで価値を最大化する”とはどんなものなのか」と行動に注目していたところ、
特にミッションに沿ったサービス提供やキャンペーン活動が見受けられなければ、「口だけの会社」として認定され、離れていきます。

そのまま離れていくだけならまだいいかもしれませんが、
その方を起点としてネガティブな口コミが拡散される可能性だってあります。

一方でミッションに沿ったブランドアクションが見受けられ、
より共感が増していけばその人の中で徐々に弊社のブランドが根付いていきます。

ここで言いたいこととしては、
MVVやコンセプトはブランドの核(原点や北極星)であり、これは絶対条件。
デザインや広告はあくまでもブランドを伝えるための手段。
一人一人の中にブランドが立体的に形成されるのは行動から。

つまり「ブランドは行動によってつくられる」ということです。

よく有名なブランドが、「これはすぐに収益に繋がるの?」思われるような
キャンペーンを行っているのは、ブランドの認知や強化が目的で
「いま収益を立てる」というよりも「未来の無形資産をつくる」ことを目的としています。
超簡単に言ってしまえば、「結束力の強化」と「仲間づくり」です。

最後に

これまで書いてきたように、ブランディングは運用フェーズから勝負です。

だから私たちとしては、MVV、コンセプト設計、デザイン制作はもちろんのこと、
ブランドアクションまでお客様と共に企画、実行、改善していかなければ、
本当の意味で「ブランディングで価値を最大化する」は果たせません。

とはいえ、あまり頑なになりすぎず、チーム全員で楽しむことも大切に。
引き続きサポートを続けていきたいと思います。

それではまた!

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