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単発施策になっていませんか?

DATE . 2021.09.01

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

単発施策になっていませんか?

今日は「単発施策になっていませんか?」というテーマについてお話ししたいと思います。

とにかく今すぐ売上を作りたい!そう思ったとき、まず思い浮かぶのが、「短期的な値下げ」ですよね。
値下げをすると、間違いなく買い上げ点数や客数が増えると思います。
大手企業も年末や決算の時期などは必ず大セールを行っています。

ただ、この値下げには必ず意図があります。
それは、この値下げをキッカケにファン(リピーター)を作っていこうという狙いが確実にあります。

年に数回の特別なイベントごととして、「ファンの方々に喜んでいただくため」という狙いももちろんありますが、値下げをキッカケにして新たなファンを獲得したいという狙いも間違いなく含まれていると思います。

施策後のフォロー

以前の職場の時からいくつかの企業様と今後の戦略や戦術についてお話をしてきましたが、決まってセール後の施策が組まれていないことが多いです。
どの商品をどれくらい値下げをして、そしてどの様にこのキャンペーンを告知していくか。
これらのことについてのお話がメインになってしまいがちです。

また、時間的にもこれらを考えるだけで手一杯になってしまいます。
けれども、やっぱり施策後のことを何も考えられていない単なる値下げは何も今後に繋がっていきません。
単発の施策になってしまうと、時間と労力が削られてしまうだけです。

例えば、ECサイトを運営しているとして、ご購入いただいたお客様に対して直筆のお手紙を書いたり、購入されたお客様にとって役立つコンテンツを発信したり、会員限定のオフラインイベントを企画したり、、、
やれることは多くあると思います。

是非、「購入後のフォロー」と「リピート対策」については十分に検討していただきたいと思います。

現状のサービスも見直す

次に繋がる戦略を考えるのと同時に、お客様に対するサービス体制や内容も施策を行う前に見直しておくべきです。

セールを行い、その期間中は多くのお客様が利用してくれたとしても、肝心なサービス内容に不満があれば、その一度の利用をキッカケに二度と利用してもらえなくなります。

ファン作りをするためのセールなのにも関わらず、これがきっかけでお客様を減らしてしまえば本末転倒ですよね。

簡単なまとめになりますが、

LTV(顧客生涯価値)を上げていく戦略が用意されていて、サービスの質にもご満足いただける状態であれば、短期的な値下げなどの施策を行うのもアリだと僕は思います。

一つ一つの施策を点ではなく、線で繋がる様にしていくと、少しずつ集客が安定していくはずです。

それではまた!

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