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現状を正しく把握できていなければ、何をやってもうまくいかない

DATE . 2021.08.01

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

現状を正しく把握できていなければ、何をやってもうまくいかない

今日は「今の状況を把握できていますか?」というテーマについてお話ししたいと思います。

ブランディングに取り組もうと決めたものの、まず何から手をつけたら良いのか…なかなかピンとこないですよね。

ブランディングと聞くと、デザインをカッコ良く統一することという認識である方が多いのが現状です。
なので、ロゴマークもしくはHPから今一度見直していこうというお考えに至るかと思います。

これは決して間違いではありません。

そう思って頂いたことがキッカケとなり、強いブランド作りへの一歩になっていることには間違いないと思います。
ただ「デザインを変えるだけがブランディング」という認識では少々物足りないです。

いつもブログ内でも言っていることなのですが、ロゴやHPのデザインを改めるのはブランディングの過程の一部分に過ぎません。
では、ブランディングに本気で取り組もうと考えたとき、まず何から取り組んで、どこに一番時間をかけるのかを書いていきたいと思います。

ここから本題です。

目的を整理する

ここが一番初めのステップです。
目的というのは、そもそもの「企業の目的」とブランディングに取り組む目的を整理して明確にしていきます。
特に「企業の目的」に関しては、ブランディングを含む今後の企業活動において、根幹となる部分です。

ここを明確にしていかなければ、強いブランドを作ることができません。
改めて自社の理念、ビジョン、ミッション、バリューを整理した上で、ブランディングに取り組んでいきましょう。

環境分析(マクロ分析)

これまでワークショップを何度か開催してきましたが、絶対と言っていいほどここに一番時間が割かれます。
環境の分析はPEST分析や3C分析というフレームワークを使っていきます。

PEST分析では、自社を取り巻く外部環境が今後企業にどのような影響をもたらしてくるのかを分析していきます。
例えば、ここ1~2年でいうと、コロナウィルスが流行し世界経済に大きな影響を与えました。
さらには、コロナウィルスの影響もあってか、テクノロジーの進化が急速に発展し、デジタルを企業活動に取り入れる企業が多くなってきました。

これらの企業外部の環境をもっとじっくりと分析していかなければ、誤った戦略(時代と逆行した戦略)をうってしまう可能性があります。
政治的環境要因、経済的環境要因、社会的環境要因、技術的環境要因これら4つを基準に外部環境を分析していきましょう。

環境分析(ミクロ分析)

そして次に3C分析です。
3C分析では、顧客、競合、自社のついて分析していきます。

・顧客→業界全体に対して、もしくは自社に対して顧客はどのようなニーズを持っているのか、またはどのような不満不安不便があるのかを考えていきます。
顧客視点に立つことの一歩目がここから始まります。

・競合→自社の競合に当たる企業をいくつか選定し、その企業の強みや弱みを分析していきます。

また、直接関係がある競合以外にも間接的に競合になるであろう企業も選定し、分析します。
間接競合に関しては、例えばお寿司屋さんの分析をするとしたら、他社の同じお寿司屋さんが直接競合になるとした場合、お寿司に関係のない様々な飲食店までもが間接競合に入ってくる可能性があります。
(どのニーズを満たすかによって競合の選定が大きく変わってくるので、注意が必要です。)

・自社→自社の強みや弱みを考えていきます。

意外と自分たちのことをイマイチ把握してきれていないことがほとんどです。
自分たちが気づいていなかった強みや価値がここで見つかることが多々あります。
ここでもできるだけ顧客視点になり、顧客にとってのメリットがある強みをしっかり考えていきましょう。

これら三つの分析をした後に、どこに市場機会(ブルーオーシャン)があるのかを考えていきます。

少々長くなってしまいましたが、ブランディングに取り組み、強いブランドを本気で育てていくのであれば、デザインの見直しより前にまずは企業のことからじっくりと見つめ直していく必要があります。

今回あげさせて頂いたのは、ワークショップの初めの一部分です。
その他にも多くのステップが存在します。

少し余談ですが、自分たちだけでこれらのステップを進めていくことはなかなか困難です。
それはどうしても主観が入ってしまうからです。

この主観から脱することは容易ではありませんでした…。

第三者の視点や力を借りつつ、自社のことを十分に理解して、強いブランドを育てていきましょう。

それではまた!

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