もう迷わない!WEBサイト改善の考え方と進め方
DATE . 2024.11.29
Category : アクセス解析・サイト改善
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.11.29
Category : アクセス解析・サイト改善
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
どうも、中村です!
「WEBサイトを改善してください」と言われたら、どこから手をつけますか?
急にWEB担当を任されて「改善して」と言われた時、どう動いていいかわからない人も多いと思います。今日はそんな方に向けて、WEB改善の基本的な考え方と、特に僕が重視する「4つの視点」について、事例も交えながら詳しく解説していきます。
改善とは、課題を見つけて解決することで目標に近づくことです。そのため、まずは目標を明確にしましょう。
例えば、「月の問い合わせ数を10件から20件に増やしたい」という具体的な数字を設定します。この目標が曖昧だと、改善の方向性が見えず、途中でモチベーションを失いやすいのです。
目標設定の次は、現状をしっかり把握します。
●問い合わせ数やアクセス数をデータとして記録
●訪問者の傾向を分析
●アクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)の設定確認
この現状把握が、すべての改善のスタートとなります。
次に、どこを改善すべきかを見極めます。僕が特に重視しているのは以下の4つの視点です。
UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザー体験)は、WEBサイトを訪れた人が「使いやすい」「わかりやすい」と感じるかどうかを左右します。
たとえば、以下のような課題がある場合が多いです。
●問い合わせフォームが見つかりにくい。
●重要なボタンが目立たない。
●スマホ表示でメニューや文字が小さすぎる。
●エンゲージメント率
サイト内でユーザーがどれだけ関与したかを示す指標です。エンゲージメント率が低いページは、UIやUXに課題がある可能性が高いです。
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例:ボタンの位置が悪い、メニューがわかりにくい。
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●ページビュー数
どのページがよく見られているかを把握。重要なページのUI/UXを重点的に改善する材料になります。
●流入経路の確認
ユーザーがどのページから来て、どこで離脱するのかを確認。ユーザーフローがスムーズでない箇所を特定できます。
●ボタンを目立たせる:「無料相談はこちら」といった具体的な文言に加え、色を目立たせる。
●スマホ最適化:操作しやすいサイズやレイアウトを採用する。
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事例
ある美容サロンのサイトで、予約ボタンがページの下部に隠れていて目立たなかったため、上部に固定表示するよう改善。これにより、予約数が30%増加しました。
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WEBサイトの内容が、ユーザーのニーズに合っているかどうかも重要です。以下のような課題をチェックしましょう。
●文章が抽象的で伝わらない。
●写真や事例が不足している。
●SEO対策が不十分で、検索エンジンからの流入が少ない。
●平均滞在時間
ページごとにユーザーがどれだけ滞在しているかを確認。平均滞在時間が短いページは、コンテンツがユーザーの期待に応えていない可能性があります。
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例
文字数が少なすぎる、情報が浅い、ユーザーの求める情報がない。
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●情報を具体的にする:「高品質な施工」ではなく「年間100件の施工実績」など実績を明記。
●事例を充実させる:「お客様の声」や「完成写真」を掲載して、信頼感を与える。
●SEO対策:「地域名+サービス名」のキーワードを記事やタイトルに盛り込む。
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事例
リフォーム会社のサイトで、「ビフォーアフター事例」を写真付きで詳しく紹介したところ、サイト訪問者の平均滞在時間が2倍に伸び、問い合わせが大幅に増えました。
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WEBサイトの読み込み速度が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。特にスマホユーザーにとっては、表示に3秒以上かかると50%以上が離脱すると言われています。
サイトスピードはGoogleの「Google PageSpeed Insights」を使うと計測できます。
Google PageSpeed InsightsGoogleが提供する無料ツールで、WEBサイトの速度やパフォーマンスを測定できます。モバイルとデスクトップの評価を分けて表示し、改善ポイントも具体的に提示してくれます。
https://pagespeed.web.dev/?hl=ja
●画像サイズを圧縮:JPEGminiやTinyPNGを活用して画像を軽量化。
●無駄なスクリプトを削除:不要なプラグインやスクリプトを減らして軽量化。
●キャッシュを活用:再訪問時の読み込みを高速化。
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事例
ECサイトの表示速度を3秒短縮したところ、カート離脱率が15%減少。結果的に売上が20%向上しました。
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広告運用をしている場合、ターゲティングやランディングページが適切かどうかを見直します。以下のようなポイントを確認しましょう。
●広告がクリックされない
●広告が関係のない人に配信されている。
●広告からランディングページに誘導した後、具体的な行動に結びついていない。
●広告のクリエイティブ(画像や文章)を見直す。
●ターゲットを絞り込む:Google広告で地域や年齢層、興味に合わせて配信。
●ランディングページを最適化:「無料相談の流れ」を具体的に説明し、問い合わせフォームに誘導する。
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事例
ある建設会社が広告対象を「地域内の30代以上」に絞ったところ、問い合わせ率が2倍に向上しました。
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課題を見つけたら、優先順位をつけて改善を進めていきます。
まずは「ボタンの配置変更」など効果が出やすい施策から。
次に「コンテンツ改善」や「SEO強化」など中期的な取り組み。
最後に「広告運用」や「サイト速度改善」といった専門的な施策を実行。
重要なのは施策のしやすさもありますが、改善をした結果成果に最も繋がりやすいこと(インパクトが大きいこと)から取り組むと良いと思います。
WEB改善を進める中で忘れてはいけないのが、「現場視点」です。実際にお客様やユーザーが何を求めているのかを、現場の声を通じて理解することが重要です。
たとえば、訪問者が「施工事例をもっと見たい」と考えているなら、事例写真やお客様の声を増やすだけで、サイトの信頼感が大きく向上します。現場で得たフィードバックをデータ分析に組み込むことで、より効果的な改善が可能になります。
WEB改善は「目的を明確にし、課題を一つひとつ解決する」ことで、確実に成果を出すことができます。今回の4つの視点を活用して、あなたのサイトも少しずつ改善してみてくださいね!
それでは、また!
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