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スタッフが能動的に動いてくれないのは何故か?

DATE . 2024.08.14

Category : 経営者の仕事

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

スタッフが能動的に動いてくれないのは何故か?

こんにちは!
ブランディングディレクターの萩原です。

今日は「スタッフが能動的に動いてくれないのは何故か?」というテーマについて書いていきたいと思います。

成功例に沿ったところで必ずしもうまくいくわけではない難しいテーマなので、
この記事で「このやり方正解だ!」というhow to(ハウトゥー)を述べるつもりはありません。
ただ最低限ここは押さえておきたいですよね。
ということをつらつら書いていきたいと思います。

知識や能力がないから動けない

まず能動的でない理由について考えていきたいと思うのですが、
個人的には大きく二つの要因があると思っています。

一つ目は、「知識や能力が足りない」です。
誰だってどんなにやる気があっても知識や能力がなければ、動きたくてもなかなか動けないものです。

その人の経験や人脈も能力の中に入れて考えるとより分かりやすいのですが、
やっぱり目的や課題に沿って能動的に動ける人はこれらを有している人が多く、
能動的に動いてもらうことを望む場合は、知識や能力の向上は必須です。

つまり能力が足りないという原因の場合は、
厳密には、「能動的に動きたくても動けない」というのが事実としてあるので、
そのような状態にある人に対して、幅広く難しいミッションを与え、
能動的に動くことを求めたところでそれは期待通りにはいきません。

ただ逆に言えば、能力を向上させる取り組みや仕組みづくりや
知識・能力を見極め、与える役割・依頼内容を工夫すれば、この問題は解決しそうです。

満たされていないから動こうと思えない

そして二つ目は「スタッフの心が満たされていないから」です。
少し言い方を変えると、「能動的に動けるが、この場所では動こうと思えない」というのもの。

個人的にはこっちの方が深刻だと思っていて、何故かというと、
リーダーやマネージャーが「スタッフのマーケティングやチームのブランディングを実行していない」
というのが大きな原因ですが、それをあえてリーダーやマネージャー自身が放棄しているか、
もしくはそもそもそれらの取り組みに関心がないという問題が孕んでいるからです。

つまり、「スタッフには能動的に動いて欲しい」が、スタッフ一人ひとりの欲求・欲望やチームづくりに関心がなく、
能動的に動けないのは「単にやる気がないから」「スキルがないから」で片付けてしまっているということ。

例えば、
「自社のブランディングに沿ってこんな行動をしていこう!」
「お客様のためにもっとこうしていこう!」

そのようなことを言ったとしても誰だって
自分がサポートされていると感じ、心が満たされていなければ
他者にも優しくできないのでなかなか響きません。

どんな仕事においても一人でできることはたかが知れていて
「チームで価値や成果を最大化する」取り組みは欠かせないと思っています。
経営の神様で知られるピーター・ドラッガーも
「部分を合わせたものよりも、全体の総和で大きな成果を生む。」という名言を残しています。
出典:マネジメント/基本と原則 P.F.ドラッガー

そして誰かに何かを求めるよりも、まずは自分自身が柔軟に変化し、
個々のニーズや強みに目を向けることがチームづくりの一歩目だったりします。

「企業やブランドの付加価値を高めたい」
「顧客から選ばれるような集客基盤を作りたい」
「能動的にスタッフが動いて欲しい」
そういった課題を解決するならば、
・自分自身(リーダーやマネージャー)が周囲からどう見られているか(社会的視点)
・チームのメンバーはどんなニーズを抱いていて、どうすれば満たされるのか?
・チームに揺るぎない指針が浸透されていて行動に落とし込めいるか?

を常に問い続けながら会社の目的や課題と向き合っていきたいところです。

優秀な人ほど環境を変える

余談ですが、満たれていない優秀なスタッフほど、変化や成長を求めて自ら環境を変えます。
そして仕事を生み出さないスタッフほど、他責思考で常に誰かのせいにしながら受動的な状態を保ちます。

後者のスタッフが残ると、リーダー/マネージャーとスタッフが
互いに相手の行動の変化を求め合うような状態に陥り、
いつまで経っても事態は好転しないんですよね。

とある調査によると、今の日本企業の課題は、
集客課題よりも採用課題の方が優先順位が高まっているそうです。
優秀な知識労働者の確保は今後より大きな課題となっていくはずです。

最後に

どんなに優れた企業やブランドも今日書いた問題や課題が
100%クリアにできているところはほぼないと思っています。

ただ、それだけ常に問い続けていくべきことで、
この点と真摯に向き合って少しでも良くしていこうと、
試行錯誤を繰り返している企業やブランドが成長していくのは間違いないと思います。

いつだって最大のリスクは自分にあると考えています。
固定概念に縛られていたり、人と向き合うことを恐れて対話を疎かにしたり、
立場を気にして変化を恐れたり、目的を見失ってしまったり。

なので僕自身も最大のリスクは自分であることを自覚しながら、
今後のチームとしての活動をより強化していきたいと思います。

それではまた!

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