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採用ページに理念を掲げるとブラック企業に見えるのか?

DATE . 2024.10.04

Category : 採用戦略・採用ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

採用ページに理念を掲げるとブラック企業に見えるのか?

どうも、中村です!

採用ページに「企業理念」や「ビジョン」を掲げること、これは多くの企業が行っていることですが、
最近「理念を強調するとブラック企業に見えるのでは?」という不安を耳にすることが増えています。

確かに一部のブラック企業が「理念」を掲げつつ、実態が伴っていないケースもあるため、
ネガティブなイメージを持つ人もいるのかもしれません。

今回は、採用ページに理念を掲げると本当にブラック企業に見えるのか?その点について考えてみます。

そもそも「理念」を掲げる目的とは?

まず、企業が理念を掲げる理由について考えてみましょう。
企業理念やビジョンは、会社が大切にしている価値観や目指す方向性を示すものであり、
社員にとっては「この会社で働く意義」を感じられるものです。
理念を共有することで、会社全体が一つの方向に向かって進むための軸となり、組織としてのまとまりが強まります。

特に採用においては、求職者にとって理念は「この会社が自分の価値観や目標に合うのか」を判断する大切な情報です。
理念を見て共感できるかどうかは、その会社で長く働き続けられるか、自己成長ができるかといった要素に大きく関わります。

なぜ理念が「ブラック企業」に見られるのか?

では、なぜ理念を掲げるとブラック企業に見られることがあるのでしょうか?
その理由はいくつか考えられます。

1.理念が現実と乖離している

ブラック企業の特徴の一つとして、理念を掲げながら実態が伴っていないことが挙げられます。
例えば、「社員を大切にします」という理念があるのに、実際には長時間労働が常態化していたり、
働き方改革が進んでいない場合、理念と現実のギャップが生まれ、求職者に対して不信感を抱かせます。

2.理念を強調しすぎている

理念を強調しすぎると、「理念に従わない人は淘汰される」といったプレッシャーを感じることがあります。
過度な理念の押しつけは、逆に働く側にストレスを与え、「ブラック企業っぽい」と思われる原因になることも。

3.理念の具体性がない

抽象的すぎる理念も、ブラック企業と捉えられる可能性があります。
「お客様第一」や「社会に貢献する」といった漠然としたフレーズだけでは、どのように実現するのかが見えず、
理念に対する具体的な行動や取り組みが伴っていないと感じられるかもしれません。

理念を掲げる際に大切なポイント

では、理念を掲げつつも、ブラック企業に見られないためにはどのような工夫が必要でしょうか?

理念と実態を一致させる

一番大事なのは、理念と現実を一致させることです。
掲げている理念が社内で実際にどのように実行されているのかをしっかり伝えることが必要です。
例えば「社員の成長を支援します」という理念であれば、実際に行われている研修制度やキャリアサポートの実績などを具体的に紹介しましょう。
理念が空回りしないよう、実践の姿を求職者に見せることが大切です。

理念の具体的な事例を示す

理念が抽象的すぎると、何を実現したいのかが分かりづらくなります。
理念を掲げる際は、具体的な事例を交えて説明することが効果的です。
「社会貢献」を掲げるなら、どのようなプロジェクトでどのような成果を上げているのか、
具体的な取り組みを示すことで、求職者に信頼感を与えることができます。

理念を押し付けすぎない

理念をあまりにも強く押し付けると、求職者にプレッシャーを感じさせる場合があります。
特に「理念に合わない人は必要ない」といったメッセージが強すぎると、柔軟性がない企業と見られることも。
理念はあくまで「指針」であり、「社員全員がその理念を目指して働いている」という安心感を持ってもらうことが大切です。

そもそも理念を掲げない方がいいのか?

「理念を掲げるとブラック企業に見られるかもしれない」と不安に思うかもしれませんが、
だからといって理念を掲げない方がいいというわけではありません。
むしろ理念が明確であることは、優秀な人材を引き寄せるために非常に重要です。

採用においては、共感できる理念を持った企業は、求職者にとって魅力的に映ります。
「自分もこの理念のもとで働きたい」と感じてもらえれば、
会社と求職者の相性が良くなり、長く働いてもらえる可能性が高まります。

採用ページに理念を掲げることは、ブラック企業に見える可能性もあるかもしれません。
しかし、それはあくまで実態と理念がかけ離れている場合の話です。

大切なのは、理念と現実が一致していること。
そしてその理念が具体的にどう実現されているのかをしっかりと伝えることです。

企業としての理念を明確に掲げ、それをしっかりと行動に移していれば、求職者にとっては魅力的な会社に映ります。
採用ページで理念をしっかりと掲げることは、むしろ会社の透明性や価値観を示す重要な手段ですので、ぜひ積極的に取り入れていきましょう。

それではまた!

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