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競合は敵じゃない!仲間だ!

DATE . 2024.03.02

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

競合は敵じゃない!仲間だ!

私たちが活動している市場には、避けて通れない競合が存在します。
その中には、私たちが「あの会社のようになりたい」と憧れるような企業も含まれています。
競合は常に私たちの一歩先を行っており、そのレベルに早く追いつきたいと思うこともあるでしょう。

しかし、時には自社と競合を比較して落胆することもあります。

「あんなに強力な競合がいる限り、どんなに努力しても…」と感じる瞬間もあるかもしれません。
ですが、自社と競合を単純に比較し、優劣をつけるのは避けるべきです。
なぜなら、自社と競合は異なるポジションで競争しているからです。
ポジションが異なれば、ターゲットとする顧客層も異なります。だから私たちは、自分たちの道を歩むべきです。

商品やサービスの価値は、機能的な価値と情緒的な価値の二つに分けられます。
機能的な価値は、例えばスターバックスの場合、「味」や「価格」に相当します。
一方、情緒的な価値は、「居心地の良さ」などが該当します。
機能的な価値は他社に真似されやすい特性がありますが、
情緒的な価値はそう簡単には真似できないものです。

たとえば、同じコーヒー市場において、スターバックスとドトールは異なる情緒的な価値を提供しています。
機能的な価値から見れば競合かもしれませんが、情緒的な価値から見ると、それぞれが独自の魅力を持っています。

競合を敵視する姿勢は、自社のポジションが明確でないことの表れかもしれません。
これは、機能的な価値のみに焦点を当てている状況を意味します。
しかし、機能的な価値は容易に真似され得るため、早い段階で自社の情緒的な価値を見出し、
強化することが望まれます。

競合を単なる敵としてではなく、同じ市場を盛り上げる素晴らしい仲間として捉えることができれば、
「あの企業も頑張っているから、私たちも頑張ろう」という前向きな気持ちになれるでしょう。

競争ではなく共存の精神で、お互いがお互いを高め合い、
市場全体を豊かにしていくことが大切です。

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