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ブランディングの素晴らしさを知ってほしい

DATE . 2024.01.17

UPDATE DATE . 2024.02.17

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

ブランディングの素晴らしさを知ってほしい

今日は僕のブランディングとの出会いについてお話をしたいと思います。

ブランディングは僕の経営人生を変えました。

人生を変えたというと少し大袈裟に聞こえるかもしれませんが、決して大袈裟ではないんです…!

遡ること数年前。

会社は順調に成長を遂げていました。
売上も年を重ねるごとに上がっていました。

一見、外から見れば順風満帆に見えたかもしれません。
しかし、売上が上がれば上がるほど、迷いと不安が大きく膨れ上がっていきました。

「このまま売上を上げ続けて成長させていくことが正解なのか?」
「自身を消耗してがんばってまで何を得たいのか?」
「今は良いけど、数年先はどうなるか分からない・・・」

そのようなことを常に考えながら、一生懸命に目の前の仕事に取り組んでいました。
しかし、事業を行う上での目的や目標を完全に見失っていたのです。

そのような時に、自分自身を見つめ直す機会が訪れました。

「一体自分は何を望んでいるのか?」と自問自答した結果、ある答えにたどり着きました。
それは、「事業を継続していくこと」であり、これは非常にシンプルながらも深い答えでした。

僕は経営者として、多くのスタッフの豊かな暮らしを守る責任があります。
そして自分自身も、幸せな人生を送りたいと願っています。

そのために「事業を継続すること」がもっとも重要な点だったのです。
(そういえば…!創業当初のブログにもそう書いてありました。)

ただキレイ事を言っていられるほどビジネスは甘くはありません。
事業を続けていくためには、売上は絶対に必要です。
お金が回らなくなったらその時点で会社は終わってしまうのですから。

・・・

事業を継続するために、ほどよい売上は必要。

・・・

そのため、「売上とは具体的に何を意味するのか」という問いを自らに投げかけるようになりました。

売上を細分化してみると、
「短期的な売上」と「長期的な売上」という二つの概念が存在することが明らかになりました。

「短期的な売上」とは、いわばその場での収益を追求するために、
時間や体力などを投資して得られる対価のことです。

これは、資源を消費しながら得られる一時的な収益であり、
その過程で従事する人々は徐々に消耗していきます。

一方で、「長期的な売上」は、初期の売上額は少なくとも、時間をかけて継続的に収益を生み出す種類の売上です。
この長期的視点からの売上は、短期的な収益追求とは異なり、持続可能なビジネスモデルを構築する上で重要です。

もし短期的な売上に偏重すれば、働く人の疲労は増す一方で、
最終的には事業の持続可能性自体が危うくなりかねません。

そのため、長期的な売上を増やし、
事業の持続可能性を高める方向へと舵を取ることが、結論として求められます。

そこで、長期的な売上を構築するためには「ファン作り」が不可欠です。

アイドルを例にすると理解しやすいかもしれませんが、
ファンの数が増えれば増えるほど、売上はより安定します。

ファンはアイドルの価値を十分に理解しており、積極的にお金を消費します。
アイドルの運営者にとって、ファンの数は売上に直接影響しますので、安定した収益を見込めるだけでなく、事業計画を立てやすくなります。

短期的な売上を追求するよりも、長期にわたって継続的に売れることが重要で、
そのためにはファンの支持が必要不可欠です。

では、実際にファンを作るにはどうしたら良いか・・・。

ぼんやりと考えながら訪れた書店で、
「ブランディングでファンを作ろう」というような本に出会い、
ブランディングを学び始めるようになりました。

そして、実際に自社でブランディングを取り入れてみます。

ブランディングのフローはまずコンセプトづくりから始まります。
市場の分析を行い、ペルソナを作り、ブランド要素やブランド体験などを決めていきます。

「特定の人にとっての唯一無二の存在になる」ため、ブランドの「らしさ」を決めていきます。

そしてそこから生まれた「らしさ」を元にデザインを作り、
ブランドを体現してもらい、共感を育んでいくための活動をしていきます。

この一連の作業は僕にとって辛く大変でもありましたが、同時に心地よさも感じました。

その理由は、頭の中がしっかりと整理され、「スッキリ」とする感覚を得たからです。

そうして試行錯誤を重ね、コンセプト作りを完了した瞬間、僕にはある変化が訪れました。

驚くべきことに、不安や迷いが消え去ったのです。

これまで感覚的に進めていたことを言葉にして整理することで、目指すべき方向性がはっきりとしました。

そして、気づいたことは、自分の不安や迷いの正体が、
「目印」が欠けていたことだったということです。

その後、僕はブランディングに夢中になりました。
取り組むほどに、ブランディングの世界の奥深さを実感します。

深掘りすることで、ブランディングがあらゆる経営課題を解決する
可能性を秘めていることに、僕は確信しました。

世を見渡せば、不安や迷いを常に抱える経営者が数多くいます。

僕は、そうした方々にブランディングの素晴らしさを知ってもらいたいと心から願っています。
そして、皆さんに経営の楽しさを感じてもらいたいのです。

このような思いを持って、日々ブランディングに関する仕事に取り組んでいます。

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