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GA4から伺う世の中のトレンド

DATE . 2024.01.12

UPDATE DATE . 2024.02.12

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

GA4から伺う世の中のトレンド

僕たちがWEBサイトを戦略的に運用する上で欠かせないツールGoogleアナリティクス。

Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス状況を分析できる無料ツールで、
多くの企業にとって重要なアクセス解析ツールとなっています。

これまで主流だった「ユニバーサルアナリティクス」に代わり、
「Googleアナリティクス4(以下、GA4)」が約2年前にリリースされました。

GA4はデータの計測手法や指標が従来のものと異なるため、導入が進まないケースもありました。

しかし、2023年7月1日をもって従来のアナリティクスのサポートが終了するとGoogleから発表され、
WEB業界内で少し動揺が生じています。

GA4の使い方や変更点などは、Google先生に聞けばいくらでも教えてくれるので、
この場では割愛したいと思うのですが、僕が注目したのは「なぜ仕様が変更になったのか」です。

GoogleはGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)と呼ばれる巨大IT企業のひとつ。
そんな企業が気まぐれで仕様を変更するわけがなく、そこには必ず意味があるはずです。

これまでのアナリティクスでは、サイトのページを中心に、
「直帰率」「離脱率」「ページ/セッション」といった指標を用いて、ユーザーの行動を計測してきました。

例えば直帰率。

直帰率とはサイトに訪れた人が、他のページを見ずに離脱してしまう率のことで、
100人中50人が他のページを見ずに離脱した場合、直帰率は50%となります。
これまでこの直帰率が高い=サイトの内容に満足していないと判断していました。

しかし近年ではスマホユーザーが急増したことで、
オンライン上でのユーザーの行動に変化がおこりました。

訪れたページに動画があり、その動画を10分見たけれど、
他のページを見ずに離脱した場合も直帰した=満足されなかったとカウントされていたのです。

明らかに10分も動画を見ているにも関わらずです。

これまでの「ページ」単位での行動計測ではユーザーの行動を
適切に把握することが難しいため、今回バージョンアップが行われました。

僕はこの変更を、「顧客視点で進めよう」というGoogleの声明と捉えています。

そして、GA4から加わった新しい概念が「エンゲージメント」。
エンゲージメントとは一般的に愛着心や絆みたいなニュアンスで使われます。

アナリティクスにおけるエンゲージメントとは、
サイトを観覧したユーザーの「行動計測」です。

ページをより多くスクロールしたり、ページに長く滞在したり、
動画を視聴したり、クリック数が多いほど、エンゲージメントが高いと考えられます。

ユーザーの行動を計測し、エンゲージメントという指標で数値化することができます。

僕はこの点を、「量より質を重視しよう」「一人一人のお客様としっかり向き合おう」
というGoogleの意向と解釈しています。

今回紹介した2点からも、世の中のトレンドをうかがい知ることができます。

僕らはWEBサイトをブランディングする上での最重要ツールであると考えています。

WEBサイト上でブランドを体験してもらう必要があるのですが、
Ga4の計測や指標は僕らにとって追い風だなと思っています。

まだまだGA4については研究が必要なのですが、
上手に使いこなして武器にしていきたいなぁと思っています。

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