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本当に大切なものは目に見えないんだ。

DATE . 2024.02.29

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

本当に大切なものは目に見えないんだ。

「本当に大切なものは目には見えない。」

例えば、企業が提供するサービスに対する顧客満足度。

顧客からしてみれば、初めは誰だって支払う金額に対して損はしたくないから目に見える価値を確認し、
不安が払拭され、惹かれたら購入(利用)に至ると思います。

そして期待通りだった場合ある程度は満足します。

ただ、誰かに良い口コミをしたくなったり、何度もリピートしたくなったり、
サービス提供者側にとってさらに好ましい行動をとっていただくためには、
目に見える価値を提供するだけでは物足りないんです。

そうなると大切なのは、目に見えない価値。
言い換えると付加価値や情緒的価値です。

実際、僕もこれまで何度か感動させられたサービスに出会ってきましたが、
やっぱり心を動かされるのは相手の心がこもったサービスを受けた時です。

いつもそんなサービスに出会った時はうるさいくらいに
「ありがとうございます」を連発してしまいますし、
我が物顔で誰かにお勧めしたくなります。

・・・

サービスを受ける側の時はいつだって無意識にその目には見えない価値(情緒的価値)を求めていたりするのですが、
いざサービス提供側に回ると目に見えるものばかりに焦点が当たってしまいます。

要因は様々ですが、おそらく「数字」が目の前にチラついているからかもしれません…!

数字とは予算のことです。

どうしても目に見える数字が満たされていないと不安になってしまうんですよ。
だからまずはそこを取りに行くために少しでも買いやすい金額にして量を確保しようとしてしまう。

そうこうしているうちに目に見えない価値のことは頭からすっぽり抜けているんですね。。

これでは社内にいるスタッフ全員の目が円マーク(¥)になってしまい、
顧客の期待を超えるサービスは提供できなくなります。

そうして独自性を失い、機能性勝負の戦いを始め、
価格競争に巻き込まれるという負のスパイラルに入っていきます。

・・・

こんな状態にならないために…!
そのためにあるのが企業のビジョン、パーパス、バリューだと思います。

いつだって、これらの言葉があれば、数字ではなく「価値視点」に立ち返ることができます。

企業やチームが目指している場所が明確で
その北極星のような存在が全てのスタッフに浸透し、大きな判断軸になれていれば、
「本当に大切な目に見えない価値」をどの様なシーンでも提供できるようになっていくはずです。

人を惹きつけ続ける「文化、らしさ、世界観」は、
そんな小さなシーンの積み重ねで人の心に印象づけられていくのだと思います。

今日どうしても伝えたい…!
ビジョン、パーパス、バリュー、ブランドコンセプトは本当に大事!!

「目に見えない価値が沢山の人に強く浸透している=ブランド力=無形資産」です。

もちろん!数字も大切です。
あくまでも目標として数字は設定はしておいた方が良いですが、
日々の社内の共通言語は予算必達!ではなく、
自分たちが提供したい「目に見えない価値」。

ブランディングやデザインは、目に見えない大切な価値を、
まとまりのある世界観としてできる限り可視化し、
一人ひとりが想像できるようにすることだと思っています。

つまり!
ブランドに関わる方全員に、
ブランドの在り方・未来を想像していただき、希望を持っていただくための仕事。

とはいえ…まだまだ足りない部分がたくさんあります。

引き続き、あらゆることに挑戦しながら力を蓄え、
そして目に見えるものばかりにとらわれるのはなく、
目に見えないものを心で見るように意識いきたいと思います。

それではまた

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