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機能と情緒。二つの価値の役割について。

DATE . 2021.06.01

UPDATE DATE . 2024.04.01

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

機能と情緒。二つの価値の役割について。

今日は「機能と情緒」というテーマでお話したいと思います。

このブログでよく書かせて頂いておりますが、今は情緒的価値を高めて訴求していくことが重要な時代となってきております。
ひと昔前の日本では、世の中の人たちが抱えている問題が多く、モノがあまりないという時代でした。

抱えている問題が多い割に、それを解決するモノが少なかったので、問題を解決するモノが発売されれば、難しいことを考えなくても売れてしまう時代だったということです。

ただ、これが今の時代では逆転してきております。
モノが多くなり、便利な世の中になったため、人々が抱えている問題が少なくなってきています。
何か困ったことがあれば、ググって調べたり、アマゾンでモノを探せば問題は即解決してしまいます。
そして、注文したものはすぐに手元に届くというめちゃくちゃ便利な時代です。

品質的にも、様々なノウハウが蓄積され、どの企業の製品も大変優れた機能を持って生まれてきます。

やはり機能的価値での差別化は難しく、情緒的な価値高め、いかにファンを獲得していくかが重要です。

この様に、情緒的な価値が大切だ!と、いつも繰り返し書かせていただいておりますが、実はもう既に世の中の知れ渡っている情報だったりします。

情緒的な価値の大切さは多くの方がなんとなく知っていて、皆情緒的な価値の向上に注力し始めています。

ただ、日頃サービスを利用していて、情緒的価値に注力し過ぎて機能的価値が疎かになっている商品やサービスをたまに見かけます。
極端な例えですが、どんなにオシャレなペンがあったとしても、字が書けなければリピートはしてもらえません。

最低限の機能的価値は絶対に必要で、その上で情緒的価値が生かされます。
もしくは、今は機能的な価値がなくても、機能的な価値を高められる様に努力していく、独自のストーリーを見せて情緒的価値と共に訴求していくという方法も良いかもしれません。
兎にも角にも、機能的価値の向上は常に追い求めていかなければいけないということです。

ちなみに、僕がいつもいく居酒屋は家に帰ってきた様な雰囲気でいつも迎えてくれて、「母ちゃんメシー!」みたいなノリでいつも行ってしまうのですが、改めて思うと僕にとっては本当に情緒的な価値が高いお店です。
ただ、料理の味も僕にとっては100点満点で、機能的価値も十分すぎるくらい高いです!
たまに日頃の食生活を聞かれて、偏っているときは野菜しか出てこない時もあります。。。笑
(そんなところも好き)

情緒的な価値の向上に急ぐことも大切ですが、一度立ち止まって自社の商品サービスの機能的な価値はどれくらいのものなのかを、改めて見つめ直すことも大切なことだと思い、この記事を書かせていただきました。

最後に少し余談ですが、今は便利な世の中になりすぎているので、逆に不便を求めるケースも増えてきているそうです。(不便益)
今は自動運転の車も普及してきており、運転が随分楽になりました。(機能的価値)

ですがここ最近、実はMT車に乗り換えようとする人が増えています。
きっと、「便利も大事だけど、やっぱり運転の本来の楽しさを味わいたい!」ということだと思います。
便利になりすぎると、逆に不便を求める様になる。。。
とても面白いですよね。

それではまた!

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