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情報が多い今だからこそ、提案してほしい時代

DATE . 2021.05.12

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

情報が多い今だからこそ、提案してほしい時代

どうも、中村です!
今日は「提案してほしい時代」というテーマでお話ししたいと思います。

5月9日は母の日でしたよね!
僕は毎年、母の日に何かしらの贈り物をしております。
そこで今年は何を贈ったら喜ぶかな?と考えていたのですが、これといってピンと来るものが全く思いつかなかったので
何となくどこかのお店に行って、良いものがあったらそれにしよう!と決め、外出しました。
一軒目に行ったお店では、お店の商品をジロジロ見ながら何が良いのかを考えていたのですが、ここでも特にピンと来なくてそのお店では何も買わずに二軒目へ。

二軒目では母の日にはこんなプレゼントはいかが?という特設コーナーがあり、入店して5分もしないうちに即決で購入してしまいました。
僕としては何を買ったらいいのか分からずに、モヤモヤしながらプレゼントを探していたので、お店側から売り場を通して提案してもらえたことが本当に有り難かったんです。。

今の時代はモノが溢れているので、選択肢が多く存在します。
選択肢が多すぎると消費者は混乱して選ぶのに疲れてしまい、諦めてしまいます。
まさに一軒目のお店では僕自身そんな感じでした。

ですが、二軒目で5種類くらいの商品が並べられていて、母の日におすすめ!と言われたら選択肢が少なくなり、この5種類の中から選ぶだけなので、混乱せずに購入することができました。

よくマーケティングのお話でてくる「ジャム理論」はご存知でしょうか。
ジャム理論とは、24種類のジャムのコーナーでは試食した人の3%が購入まで至ったのに対し、6種類のジャムコーナーでは試食した人の30%が購入まで至ったという実験結果です。
単純に10倍ですね!
※あくまでパーセンテージなので、前提条件の情報がまだまだ不足している部分があるかと思いますが・・・。
(説明がざっくりすぎ!笑)

選択肢が少ない方が混乱することなく、商品が選びやすくなるので、消費者は気持ちよく購入まで至ることができます。
逆に選択肢が多いと商品を選びにくくなり、消費者がストレスを感じてしまうので最終的に購入まで至りません。
さらには、多い選択肢の中から商品を選び、購入したとしても、購買後に後悔してしまう確率が高くなるそうです。
「あっちの商品にしておけば良かったかなー。」みたいな感じです。

つまり、選択肢が多すぎると気持ちの良いショッピングができないわけです。
(少なすぎるのもあまりよろしくないですが・・・。適正な数があるということです。)

実は僕も小売業時代に実践し、効果は検証済みです!

ちなみに、お店に見に行く前にネットサーフィンをして母の日のプレゼントについて調べていたのですが、
ネットにも「母の日に最適なプレゼント10選!2021版」というサイトがあり、めちゃくちゃ助かるー!と思って見ていたのですが、このようなサイトが検索結果で何個も表示され、提案はしてくれているけれど、提案してくれている人数(サイト数)も多すぎて混乱してしまいました。

「オンラインの情報(選択肢)の多さに混乱しすぎたので、外出してオフラインに助けを求めた」ということです。

つまり、オフラインの場では、提案される人数(店舗数)が限定されるため、そこに並べられている少ない選択肢の中から選べばいいだけなので、消費者は気持ちよく購入に至ります。

情報やモノが溢れる時代なので消費者はいつも混乱しています。
だからこそ、限られた空間(オフライン)での丁寧な提案には価値が生まれている気がします。

消費者の心理を分析することは、僕たちサービス提供者に多くのヒントを与えてくれます。
なぜ買ってくれたのか?なぜ弊社を知ってもらえたのか?なぜまた買いに来てくれたのか?などなど
じっくりと分析して次の打ち手を考えていきましょう!

それではまた!

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