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逆風にそのまま立ち向かうな!

DATE . 2021.05.11

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

逆風にそのまま立ち向かうな!

どうも、中村です!
今日は「ブランディングの考え方を理解すると、物事をポジティブに捉えることができ、戦略的思考が身に付く」というテーマについてのお話したいと思います。
早速結論を言ってしまいましたが、読み進めていただけると嬉しいです。

ブランディングに対する誤解

いつもブログで書かせていただいておりますが、ブランディングというのは、見た目をカッコよくしたり、オシャレにすることではありません。
ブランディングを一言で表すとしたら、事業戦略であり、「売れ続ける仕組み作り」です。

もちろん、見た目に一貫性を持たせるフェーズもありますが、それはブランディングの一過程にすぎません。
ブランディングは「売れ続ける仕組み作り」なので、見た目に惹かれて消費者にサービスを利用していただけたとしても、利用してみて満足度が低かったらリピートしてもらえません。
サービスの中身が良くなければ消費者は離れていってしまいます。
つまり、「売れた」としても「売れ続けていない」のであれば、それはまだブランド力が低いことになります。

それどころか、満足できなかった消費者からネガティブな口コミをされてしまったら、まだ利用していない潜在顧客も失ってしまいます。

なのでブランディングはビジュアルを良くすることだけではない!ということは必ず抑えていただきたいと思います。

売れ続ける仕組みづくりには教育も含まれる

そこでここからが本題です。

ブランディングを進めていく過程で必ず行うのがブランディングワークショップ(コンセプト設計)です。
これは社内の複数人の方にご参加いただき、私たちブランドマネージャーが進行管理や情報整理を行いながら、自社の今とこれからについて見つめ直し戦略を立てていくフェーズです。
「売れ続ける仕組み」をここでじっくりと考え、今後のあらゆる施策に繋げていきます。

リブランディングの際にこの過程を無視して、いきなりロゴの修正を行う方が多くいらっしゃいますが、ちょっと待ってください!!
めちゃくちゃ貴重な機会を逃しています。
リブランディングを行うということは、改めて事業を見直し、新たな挑戦について関係者総出で考える、数少ない機会です。
この時間は多くのメリットを企業にもたらします。

「売れ続ける仕組みづくり」には従業員教育も無視できません。
従業員の方にもこの施策にはどんな意図があるのかを十分に理解しておいていただかなくてはなりません。
そこで必要なのは、戦略的な思考を予め身に付けていただくことです。

ブランディングワークショップには、いいコンセプトが決まり、やるべき戦略が明確になるというメリットがあるのはもちろんですが、今日お伝えしたいのは、ワークショップを行うと考え方(思考力)も養えるという点です。

もう少し詳しくご説明すると、ブランディングを軸にした考え方は、外部環境の「機会と脅威」、内部環境の「自分たちの強みや弱み」を分析して、どこに突破口があるのかを探し出し、突破口が見えた場所で何をするべきかを考えるので、ワークショップに参加された方はこの戦略的な思考力が養えるということです。

まさに、逆風に立ち向かうのではなく、逆風を避けて逆風のない場所を探したり、もしくは逆風を追い風として利用してしまおう!考え方です。
(ん?たとえが悪いかも、、、細かいことは気にしないでください笑)

逆風に立ち向かうということは、買う気がないお客様に対して無理矢理買わせようとしているような行為です。
これではどんなに頑張っても売れないと思います。

それはマイナスな事ではない!プラスに変えていこう!

戦略を練るという行為は基本的に「負ける」ことは考えないですよね?
今おかれている状況下でどのようにして勝つのかを考えるので、常に物事をプラスの方向へ導くための思考が身に付いていきます。
マイナスな要因があったとしても、「こういう戦い方にすればそれってマイナスじゃないよね?むしろプラスじゃん!!」みたいな感じです。

そして、この考え方は企業活動に限らず、人生において必要な考え方だと思うんです。
僕も私生活でも何かに行き詰まった時はいつもワークショップで使うフレームワークに当てはめて現状を整理していたりします。

なので、これからブランディングワークショップを体験される方は、いいコンセプトを作ることはもちろんですが、「いいコンセプトを作る手法」の方にも目を向けてみるとさらに有意義な時間になると思います。

ざっくりまとめますと、
・唯一無二のコンセプトづくり。
・スタッフをプロジェクトに巻き込む(自分ごと化、チームビルディング)
・人材育成(戦略的思考を養う)
これらが主なインナーブランディングのメリットになります。
特に3つ目の人材育成になる点は、今回知っておいていただきたい部分です。
アウターブランディングのメリットについても挙げ出したら長くなってしまうので、また後日にします。

最後に!
毎度言ってしまっているのですが、ブランディングにはゴールがありません。
ですが、ゴールがない分、無限大に大きく強くなっていくということです。
ブランディングを始めて、一貫性を維持しながら、継続できている企業はまだ少ないように感じます。

スタートを切り、今からじっくりとブランドを育て、少しずつファンを増やしてしていくか。
スタートを切らずに新規顧客獲得のみに徹するか。

どちらを選ぶか、、、答えは明白だと思います。

共にワクワクしながら前に進んでいけたら嬉しいです!

それではまた!

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