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・ブランディングワークショップ
・Web制作
・ロゴ制作
・各種グラフィック制作
北海道神恵内村(かもえないむら)で漁業を営む⼭森漁業部さん。
弊社へのご依頼時、山森漁業部さんは主に海鮮食材のオンライン販売事業をスタートさせたばかりでした。
しかし、オンライン販売はこれらのことから店舗ごとの差別化が難しく、売上を伸ばしにくいという実情があります。
・海の幸をネットで買おうと思えば、多くのサイトから購入できてしまう
・楽天やAmazonなどでも新鮮な海の幸は簡単に買える
・売り手側は「私たちが獲った海の幸はどこよりも新鮮だ!」と大きく主張したくなるが、
買い手側からすれば販売している海の幸はどこのお店も「新鮮で当たり前」という認識
・競合はどこよりも新鮮な状態で届けるためにあらゆる試行錯誤を行ないリソースを費やしているので、「新鮮」だけで戦っても勝ち抜くことは難しい
ただ、山森漁業部さんにしか提供できない価値や競合との差別化ポイントが必ずあるはず。
その答えを見つけるために、ブランディングワークショップからプロジェクトをスタートさせました。
機能的価値で独自性を出すのはやはり難しいため、ワークショップでは「オンラインショップで購買活動が行われることでどんな情緒的価値があるのか」を入念に整理しました。
例えば、海鮮食品の購入を通じて得られるベネフィットを山森漁業部さんが持つ強みを考慮しながら特定したり、スーパーや大型ECモールではなく、わざわざ山森漁業部のオンラインショップで購入する意味の確立などです。
競合との最も大きい違いは、秘境とも言える神恵内村で漁業を行っている点や、オフライン・オンライン関わらず顧客との繋がりを最も大事にしている点。
そのため、地域性や人となりを全面的に出し、実際に神恵内村を訪れなくても、購買を通じて新たな冒険を楽しめるような体験を生み出すことに注力しました。
具体的な取り組みとしては、各販促物の制作、既に運用していたSNS(インスタグラムやYouTube)の運用強化など。
各コンテンツでこれまで以上に漁業の様子を発信したり、獲れたて食材をWebサイトへすぐに反映させられるオペレーションの確立などを共に考えました。
「あじわい、未知数」。
神恵内村の魅力も海の幸も
味わい深さはまだまだ未知数。
まだ知らない神恵内村をたくさんの方に体験し、味わってほしい。
そんな想いを込めたコンセプトです。
上部は山のシルエットを並べることで全体を海の波に見立てました。
下部は「山森→山盛り」の意味合いを込め、お茶碗のフチをイメージしたラインを組み合わせ、海の恵みや自然が山盛りになっている事を表しています。このラインの右側の丸は”えくぼ”をイメージしており、神恵内村を訪れた人が笑顔になるよう願いを込めています。
山森漁業部と書かれた「山」の文字には、神恵内村のシンボルでもある窓岩を表す丸が描かれています。
一貫性を表現するため、各種販促物のデザインにおいてもロゴマークのテイストを踏襲しポップで親近感のあるテイストで仕上げました。
コンセプトにもある通り、実際に販売している海鮮素材のみにフォーカスするのではなく、
神恵内村や漁師の1日を実際に体感しているようなコンテンツを取り入れ、身近さや臨場感も感じられるよう工夫しています。
Director | |
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Designer | Terashima Misaki |
Writer | Muraishi Yuka |