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人は人、自分は自分〜独自の世界観をもて!〜

DATE . 2022.09.27

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

人は人、自分は自分〜独自の世界観をもて!〜

どうも、中村です!

今日は「人は人、自分は自分」というテーマについてお話ししたいと思います。

他社は他社。(人は人)
自社は自社。(自分は自分)

現代の企業活動(集客)において、よりこの言葉の重要性が増してきているように思います。

なぜ今、中小企業の活動に「世界観」が重要視されているのかについても、
併せて書いていきたいと思います。

他人(他社)の動向で焦るな

少し個人的なお話をすると、僕の学生時代は、
上記のこととは全く正反対なことばかりしてきました。

他人の動向が気になって仕方なかったんですね。

↓浅はかな例え話で恐縮ですが、野球で例えるなら。
ヤマダくんは元々パワーがあるからホームランを打つための練習に取り組んでいる。
そんなヤマダくんを見て、なぜか焦りを感じ、自分も同じような練習に取り組む。
こんな感じです。

自分も同じようにパワーが売りだったら、そう思っても仕方ないところはありますが、
当時の自分にパワーという名のリソースがあったかというとそうではありません。

僕がホームランを打つような練習に取り組めば取り組むほど、特徴が削がれていきます。

この状態が続くと何が起こると思いますか…?

・・・

自身の世界観が自分でもよくわからない状態になり、
周囲にも認知されにくいという状況に陥るんです。
(世界観が伝わらない。)

監督からすれば、萩原という選手の使い所に困るわけなんです。

もたらす感情で独自性を築く

個人を例にしたお話しはここまでにして、集客のお話し戻します。

いつもこのブログで書かせていただいていますが、
機能的な価値(利便性)ではもはや差別化が難しい時代です。

差別化をするには、情緒的な価値を「意図的に」創出して、
「意図的に」訴求していく必要があります。

ここでいう情緒的な価値というのは先ほども書かせていただいた「世界観」です。

つまり、独自性のある世界観を伝えていくと、
感情(情緒的な価値)で差別化をすることができます。

僕らがいつも「らしさらしさ」書いているのはまさにこの部分のお話です。

価格競争なんてなんのその。

感情で差別化をすることができれば、価格競争からも脱却できます。

「どうせ同じ機能なら、A社の世界観(サービスを受けた時にもたらされる感情)が好きだから、
多少高くてもA社のサービスを買う」といった具合に。

(消費者はここまで深く考えて購買行動を取っていませんが、直感的にそう判断しています。)

先ほどの野球の例で言うと、
僕がホームランを打つ練習をしたところで、下記の様な情緒的な価値は生み出せません。
●豪華な一打でチームの悪いムードを払拭してくれそう
●「この人がいればまだいける!」というチームに与える期待感
(その価値をチームに与えるのは、持ち前の元気と物理的なパワーが売りのヤマダくんにお任せ。
自身は他の情緒を狙いに行く。)

あくまで例え話だったのですが、
プロ野球で上記のような価値を提供している選手は、価値が高いですよね。
よって年俸も高い。
(甲子園の期間中のため野球を例え話にして見ました。)

※高校野球とプロ野球の価値を深掘りしてみると、またわかりやすいと思います。

・・・

まとめ

まとめに入っていきます。

他社(他人)の動向に焦りを感じ、
それによって自分の特徴を伸ばすための行動に制限がかかると、
間違いなく特徴が削がれます。

その末路が「世界観がよくわからない」という状態です。

そもそも、他社が気になってしょうがないという状態は、
自社の世界観が明確になっていない可能性が高いので、
今すぐ世界観を創ることに投資をすべきだと思います。

機能的な価値は多くの資本を有する大企業には勝てないので、
中小企業が勝ち残るには、「突き抜けた世界観」がマストだと考えています。

誤解がないように念のためお伝えしておくと、
機能的な価値を度外視しても良いというわけではありません。

必要最低限の機能的価値(クオリティ)を維持しつつ、
意図的に狙った情緒的な価値を訴求する必要がある。

ということです!

他社の状況を把握おくのはもちろん「◎」ですが、
それによって自社の世界観づくりに影響を及ぼすのは「×」です!

ここまでのお話はブランディングのお話です。

ブランディングはただオシャレに着飾るためのデザインと誤解されがちですが、
世界観を創り、伝え、売れ続ける仕組みを構築するための戦略なので、
ここの認識のズレにも注意が必要です。
(見た目を良くするにも「独自の世界観」が必要。)

他社は他社。(人は人)
自社は自社。(自分は自分)

それではまた!

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