戦略を決める前に必ずすり合わせておきたいこと
DATE . 2024.04.16
UPDATE DATE . 2024.11.15
Category : 経営戦略
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.04.16
UPDATE DATE . 2024.11.15
Category : 経営戦略
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
どうも、中村です!
今日は「戦略を決める前に必ずすり合わせておきたいこと」というテーマについてお話ししたいと思います。
戦略の定義は人ぞれぞれだと思いますが、僕個人的には「選ぶこと(選択する)」だと思っています。
企業活動において考えると、「どの市場で戦うのかを選択する」ということです。
戦を略すと書くように、無駄な戦いを避け、資源に余裕を持ったまま最短ルートで目的地に向かう。
そのため、目的地も定かではなく、
選択もせずにあらゆることに手を出している状態は、戦略がないのと同じです。
そして、僕たちがブランディングを行う上で最も大事にしている「コンセプト」は、
まさに戦略そのものを表していて、「目的に応じてリソースをどう配分するか、どう使うかを選択する指針」になります。
特に僕らのような中小企業はリソースに限りがあるので、
無駄に時間やお金をかけている余裕はありません。泣
(時間もお金も欲しいが本音)
中小企業だからこそ、フットワーク軽くなんでもやっていくというのも大事かと思いますが、
それもこれも戦略があったうえでなら問題なくて、
戦略がないまま、もしくはあっても周囲に共有しないまま何でもやるというのは、
あまりにもそこで働くスタッフが可哀想というのが個人的な感想です。
狙う市場を選択、重点的に伝えていく強みを選択、取るべきポジションを選択。
一方であえてやらないことも選択する。
その上であれやこれやと繰り返し試す。
時間は有限であり、人は機械ではないことは誰もが知っていることではあると思いますが、
いろんなことが崩壊してしまう前に、まずは選択する力があらゆる場面で問われていると思っています。
「彼を知り、己を知れば、百戦して殆(あや)うからず」
これは名だたる戦略家が必ずと言っていいほど知っている孫氏が残した言葉です。
ここで書かれている「彼」というのは、同じ業界の企業のことと受け取ることもできますが、
個人的にはそれだけでなく、市場や社会環境なども含まれていると思っています。
そして己というのは、自分たちの今ある資源、強みや弱みを指していると思います。
もちろんそれらに加えて、企業や事業の「目的や目標」も含まれると僕なりに解釈しています。
先ほど書いた孫氏の言葉は、戦略以前に「知ること」がどれだけ大きな意味を持つかを表しています。
これらを踏まえて、やっと今日の本題ですが、
戦略を決める前に大前提すり合わせておきたいことというのが、目標や目的のことです。
記事の前半にも書きましたが、戦略やコンセプトは、
「目的に応じてリソースをどう配分するか、どう使うかを選択する指針」です。
今回注目したいのは「目的に応じて」という点。
つまり目的が変われば戦略も変えなければならないということです!
極端な例えになりますが、
「自分が生まれ育った地域をもっと元気にしたい」と言っている人と、
「世界中の人に選択肢や可能性を届けたい」と言っている人とでは、
取るべき戦略や戦術の”優先順位”が変わってきます。
あくまで例え話なので一概には言えませんが、
前者の場合はSNSで何かをやることよりも、
今はもっとオフラインの繋がりやリアルな体験にリソースを割くべきかもしれない。
後者はオンラインを主戦場とした方がいいかもしれない。
それもこれも、目的や目標、ビジネスの規模に応じて、”いま”何を選択すべきか変わります。
プロジェクトによっては、目的や目標を明確にすることに最も時間をかけるケースもあります。
それが一番の最短ルートであり、戦略がハマる必須条件だからです。
戦略だけでなく、クリエイティブやデザインの力を十分に発揮させるにも、ここの前提があってこそです。
最後に個人的に思っていることですが、
僕はやっぱり働く上で、目的や目標を持ち、共有することは大事だと思っています。
それは、成長するには目的地が明確になっていることがマストだと思っているのと、
そこに辿り着くには誰かの協力がないと到底難しいと思っているからです。
トーンブランディングの仕事も誰かの目標を自分の目標として捉え、
マーケティングやブランディングの視点から共に追い求めていく仕事です。
僕個人としては正直なところモノや手段にあまり関心がなく、その先にある社会的意義や目標に強く関心があります。
もちろんそこだけに注目していてはどうにもならないので、
お金のことはもちろん、目の前にある技術を知ること、自分の技術を磨くことも継続していきますが、
やっぱり興味があるのは、「その先にどんな理想があるのか」なんです。
応援が趣味と言っても過言ではないと思います。
一歩ずつ目的地に近づき、そのたび成長や達成感を感じ、また挑戦する。
日々失敗や成功の繰り返しですが、その一連の過程も楽しくてこの仕事をしています。
だからざっくばらんにまずはお互いが見ている目的地をすり合わせたい。
本当にそのブランドにとって良いと思えることを考えたい。
その上で戦略(コンセプト)設計もその後の数々の施策も共にできれば嬉しいです。
それではまた!
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