【ニーズ分析で心がけたいこと】自らで事業の可能性を潰しているかも?
DATE . 2024.02.27
UPDATE DATE . 2024.11.15
Category : マーケティング
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.02.27
UPDATE DATE . 2024.11.15
Category : マーケティング
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
どうも、中村です!
今日は「市場分析時に心がけたいこと〜可能性を潰さないために!〜」というテーマについてお話ししたいと思います。
ブランドの新規構築やリブランディングを検討されている方にとって、役に立つ情報となれば幸いです。
マーケティングやブランディング戦略の構築には市場分析が必須です。
(デザイン制作前にはマスト)
●ターゲット設計
●ポジショニング設計
●コンセプト設計
●カスタマージャーニーの設計
など…
これらを設計する前に必ず市場分析をしておく必要があります。
市場分析を「ニーズ分析」と言い換えられますが、
あらゆるニーズの把握と自社が満たすべきニーズの特定を、
事前に行っておかなければその後の戦略設計の軸がぶれます。
軸がぶれるどころか、いつの間にか自己満足なデザインやサービスが出来上がってしまう。
それでは誰のためのデザインやサービスなのかわかりません。
売れ続けているサービス、好まれるデザインは、必ずと言っていいほどニーズを的確に捉えています。
僕らのブランディングワークショップでも、もちろんニーズ分析を行います。
特に定性的な分析を主としていて、
その意図は潜在的なニーズ(顧客がまだ気付いていないニーズ)の発掘が必要と考えているからです。
潜在的なニーズの発掘が必要な主な理由としては、
今の時代、顕在化されたニーズ(顧客が自らで既に気付いているニーズ)を
満たすための商品やサービスは世の中にはたくさんあるので、
まだ競争相手が少ないニーズをあぶり出す必要があるためです。
(また、顕在化されたニーズは、価格競争になるので、多くの資本を有する大企業には勝てない。)
※競争を避けようとするあまり、明らかにニーズと呼べそうにない分析結果に至ってしまうのはかなり危険なので要注意です。
これまでのお話を踏まえて、ここからが本題です。
定性的な市場分析(ニーズ分析)をする方法として、
実際に顧客に対してじっくりとインタビューを行ったり、
これまでいただいた声、SNSなどのネット情報等を基に仮説を立て、ニーズを深掘りしたりします。
(場合によっては、そのニーズが本当に存在するか自分自身にも問いかけてみる)
このニーズ分析時に心がけておきたいのが、
対象のサービスカテゴリーに縛られないように意識する。
ということです。
例えば、僕らが提供しているWEBサイトの制作に関しても、
「WEBサイト制作」というカテゴリーの中だけでニーズ分析を行ってしまうと、
抽出できるニーズが限られてしまいます。
「WEBサイト制作」というカテゴリーに縛られた上でのニーズ分析の例として、
●デザインを一新したい
●サイト内の導線を整理したい
●お問い合わせを増やしたい
●新たなブランドを立ち上げたから新規で構築したい
などのニーズが挙げられます。
ですが、カテゴリーに縛られずフラットに考えてみると、
●スタッフにもっと仕事に対して自分ゴトとして取り組んでもらいたい
●ここらで一旦事業整理をしたい。
●情報の発信が円滑に行える仕組みを構築したい。
などのニーズが浮かび上がり、同業種の中で競争が少なく、
規模が大きい市場が見つけられるかもしれません。
(少々飛び地になることもあるので、上記のニーズを自社のサービスで満たせるかも要チェック!)
つまり、サービスカテゴリーに縛られ過ぎず、
まずはフラットな状態からニーズ分析を行うことで、
市場規模があり、かつ潜在的なニーズにたどり着く可能性が高まります。
釣竿を作っていた企業が折れにくい傘を作り、ブランド認知を拡大させたという例もあります。
なので、自社がこれまで培ってきたノウハウや技術を活かせる場所はまだたくさんあるはずです!
自らでその可能性を狭めてしまうのは、非常に勿体ないこと。
可能性は至るところに眠っています!
ぜひ分析をする際は固定概念に縛られず、
常にフラットな状態で市場を見つめていくことをお勧めしたいです。
それではまた!
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