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ホームページで人が動かないのは、“心が動いていない”から

DATE . 2025.10.12

Category : 住宅会社のWEB集客

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

ホームページで人が動かないのは、“心が動いていない”から

どうも、中村です。

今日は「ホームページは、行動設計の前に感情設計を」というテーマでお話しします。少し真面目に聞こえるかもしれませんが、住宅会社にとって、これは本当に大切な考え方です。

「あるだけ」では、人の心は動かない

「ホームページはあるけど、反応がないんですよね…」
そんな相談を住宅会社の方からよくいただきます。

見てみると、会社概要も施工事例もきちんと載っていて、一見問題なさそう。
けれど、どこか“体験”がない。

つまり、「読んだ人の感情が動く余白」がないんです。

人は正しい情報だけでは動きません。
心を動かすのは、「体験」と「共感」と「物語」です。

ホームページは、感情が動き出す“入口”

ホームページは会社情報を並べるだけの場所ではなく、
「はじめて訪れるモデルハウス」のようなものです。

ドアを開けた瞬間に「なんかいいかも」と感じるかどうか。
その印象は、デザインや言葉、構成などの“空気感の演出”で決まります。

トップで感じる第一印象、
読み進めるうちに生まれる「これ、自分のことかも」という共感、
そして「この会社に相談してみたい」と思える流れ。

それは偶然ではなく、すべて意図的に設計された“体験”です。

顧客体験を生む、3つの視点

ここからは、住宅会社のホームページで「心が動く体験」をつくる3つのポイントを紹介します。

①期待を超える“ちょっとした驚き”を仕込む

「思ったより丁寧」「なんだか信頼できそう」
そんな小さな驚きが心に残ります。

たとえばスタッフ紹介。
資格や経歴だけでなく、「休日の過ごし方」や「好きな空間デザイン」を載せるだけで、親近感が生まれます。
「この人に相談してみたい」と思えるきっかけは、意外とそんな“人間味”だったりします。

②迷わせず、でも感情は動かす

ナビゲーションはシンプルで迷わないように。
でも、ページの流れの中には「共感の仕掛け」を散りばめましょう。

「この会社、自分たちの悩みを分かってくれてる」
「この考え方、共感できる」

そんな言葉が一つあるだけで、行動の前に“心”が動きます。

③行動よりも“感情のゴール”を描く

お問い合わせや来場予約は“結果”にすぎません。
その前に、「どう感じてほしいか」というゴールを描くことが大切です。

「この会社なら安心できそう」
「この人たちと家づくりをしたい」

そう感じてもらえた瞬間に、行動は自然に起こります。
ホームページの目的は、“動線設計”ではなく“感情設計”なのです。

行動は、感情の“結果”

たとえばトップのキャッチコピー。
「どんな人の、どんな悩みに寄り添いたいのか」が伝わっていますか?

施工事例は「完成写真」だけでなく、「その後どう暮らしているのか」まで見せられていますか?

そんな小さな工夫の積み重ねが、感情を少しずつ温めていきます。
気づいたら「相談してみようかな」と思っている。
それが、感情設計の力です。

中小住宅会社だからこそ、“体験”を届けられる

大手のように広告費を大量にかける必要はありません。
むしろ、中小住宅会社には「熱」「想い」「物語」があります。

それを言葉やデザインで丁寧に伝えること。
それだけで、あなたの会社のホームページは“心が動く場所”になります。

信頼される住宅会社とは、
「どんな家を建てるか」ではなく、
「どんな気持ちで家づくりに向き合っているか」で選ばれます。

あなたの想いを、あなたらしく届ける。
その中に体験と共感をちりばめる。

それができたとき、ホームページは「情報を伝える場所」ではなく、
「家づくりが始まる入口」になるのです。

見た目や導線の整備だけでは、人は動きません。
“心が動く余白”をどう設計するか。
そこに、住宅会社のブランディングの本質があります。

それでは、また!

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