応募の数ばかり追いかけ、採用率のことを忘れていませんか?
DATE . 2024.10.30
Category : 採用戦略・採用ブランディング

Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.10.30
Category : 採用戦略・採用ブランディング
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
どうも、中村です!
今日は、たくさんの会社が悩んでいる「採用活動」についてのお話です。
多くの会社が、働く人が足りなくて困っています。
人口が減っているため、そもそも採用する人の数が少なくなっている上に、
人々の生活スタイルや働くことへの考え方も変わってきています。
そのため、昔と同じやり方で人を採用しようとしても、思うような結果が出ない会社が増えているようです。
さらに、働き方改革によって、一人が働ける時間も少なくなってきているため、
採用にかけられるお金や人の力も減っていると思います。
だからこそ、今の採用活動では、応募してくれた人の中からどれだけの人を実際に採用できるか、
つまり「採用率」を高めることが大切です。
今日は、この「採用率」を高めるための方法についてお話しします。
たとえば、会社が2人の新しい人を採用したい場合、採用率が20%なら10人の応募が必要です。
でも、採用率が40%なら、5人の応募で2人を採用できるということです。
働く人の数が少なくなっている今、できるだけ少ない応募者で効率よく採用を進めるために、採用率を上げることが大切です。
では、どうすれば採用率を上げることができるのでしょうか?
そのために、まずは「採用率が下がる理由」を考えてみたいと思います。
採用率が下がる理由としては、主に3つあると考えられます。
Contents
これが原因で「応募者が減る」「内定を辞退する人が増える」「早く辞めてしまうリスクが高まる」といった問題が起こります。会社や仕事の内容が十分に伝わらないと、求職者は「自分がどんな仕事をするのか」「仕事内容がはっきりしない」という不安を感じます。
その結果、応募したい気持ちや、内定を受ける気持ちが少なくなります。仕事の内容や、自分に合った仕事かどうかがよくわからないと、最終的に内定を辞退してしまうことが増え、採用率が下がってしまいます。
その原因として、「会社のビジョンや価値観がわかりにくい」「職場の雰囲気が見えない」「成長のチャンスやキャリアの進め方がわからない」「会社のウェブサイトでの情報が少ない」「サイトが使いにくい」といった問題があります。
SNSで情報を発信していたり、専用の採用サイトを作ったり、大手の求人サイトに載せていたりしても、それだけで安心してはいけません。
そこで企業や仕事内容をしっかり理解してもらうための4つのポイントを紹介します。
まずひとつめは会社のビジョンや価値観を明確に伝えることです。
会社がどんな目標を持っているのか、どんな価値観で動いているのかをはっきり伝えることが大事です。
求職者がその考え方に共感することで、入社したいという気持ちが強くなります。
具体的な方法としては、会社の目標や価値観をウェブサイトや動画で紹介します。
たとえば、リーダーが将来のビジョンを語る動画を作り、求職者がその考え方に共感できるようにします。
また、SNSやブログで日常的に会社の価値観や社会での役割を発信するのも効果的です。
仕事内容を具体的に説明することです。
仕事内容を具体的に伝えることで、求職者がその仕事を理解しやすくなり、ミスマッチを防ぐことができます。
具体的な方法としては、職務ごとに「一日の流れ」や「具体的な仕事内容」を紹介するページを作り、
求職者が自分の役割を理解できるようにします。
また、実際の仕事風景を動画で見せ、使っているツールや職場の雰囲気を伝え、働くイメージを持ってもらいます。
次職場の雰囲気や企業文化を伝えることです。
企業文化や職場の雰囲気を伝えることで、求職者がその会社に自分が合っているかを判断しやすくなります。
具体的な方法としては、社員のインタビュー動画やブログ記事で、働く人たちのリアルな意見や経験を紹介します。
特に「なぜこの会社で働いているのか」「入社してどんな成長を感じたか」を強調すると、求職者の共感を得やすくなります。
また、社内イベントや日常の職場風景をSNSで発信し、職場の雰囲気をリアルに伝えます。
キャリアパスや成長機会を明確にすることです。
求職者がどのように成長できるか、どんなキャリアを積んでいけるかを具体的に理解できると、
長く働ける会社だと思ってもらえます。
具体的な方法としては入社後の成長ステップを示す「キャリアパスマップ」を作り、
1年目、3年目、5年後にどう成長できるかをわかりやすく見せます。
また、社内の研修制度やメンター制度について詳しく説明し、
会社が成長をしっかりサポートすることを伝えることで、安心してもらえます。
さらに、採用サイトだけに頼らないことも大切です。
立派な採用サイトがあっても、コーポレートサイト(会社の公式サイト)の情報が少なかったり、
使いにくかったりすることがあります。
求職者は採用サイトだけでなく、コーポレートサイトもチェックして、企業全体の情報を集めて判断しています。
ですから、両方のサイトで一貫してわかりやすい情報を提供することが重要です。
他の会社と比べて自分の会社があまり魅力的に見えない場合、特にいくつかの内定をもらっている求職者は、
他の会社を選ぶことが多くなり、結果として採用率が下がります。
求職者は、給料や福利厚生(会社が提供するサポート)、成長できる機会、会社の雰囲気などを見て決めますが、
これらの面で他社に負けていると、最終的に他の会社に行ってしまう可能性が高まります。
その結果、「内定を辞退する人が増える」「会社のイメージが下がる」「応募してくれる人の質が下がる」といった問題が出てきます。
ただし、すべての人が自分の会社を魅力的だと感じるわけではありません。人によって何が魅力かは違うからです。
採用活動で重要なのは、自分の会社にとって必要な人材が「ここで働きたい!」と思えるように、
会社が提供できる「働きがい」と、求職者が求める「働きがい」が一致する部分をしっかり伝えることです。
もちろん、働きやすさや給料も大切ですが、それだけでなく「やりがい」も重要です。
なぜなら、ただ条件が良いから働く人よりも、「この仕事にやりがいを感じる」という人の方が、
やる気が出て、会社にとっても良い結果につながるからです。
だから、給料などの条件が合うだけの人材ではなく、やりがいを持って働ける人材を探すことが大事です。
よく「採用活動はマーケティングだ」と言われます。
マーケティングでは、まずお客さんが何を求めているかを理解し、それに対して会社がどんな価値を提供できるかを考えます。
同じように、採用活動でもまず求職者が何を求めているかを知ることが重要です。
そこに対して、自分の会社が提供できる価値をしっかり伝えることで、求職者とのマッチングの確率が高くなります。
ここで言う求職者の「求めるもの」とは、やりがいです。
求職者が何にやりがいを感じるのかを考え、
それに対して会社がどんなやりがいを提供できるかを見つけることがスタートになります。
例えば、求職者が「特定の分野でスキルを伸ばしたい」という意欲を持っている場合、
会社側が「専門的な教育制度」や「特定分野での経験が積める環境」を強調することで、
求職者に「この会社でしか得られない成長の機会がある」と感じてもらえます。
そして、それがやりがいにつながるのです。
まとめると、魅力は人によって感じ方が違います。
そのため、求職者が求めるやりがいに合わせて、しっかりと会社の魅力を伝えていく姿勢が大切です。
そうすれば、他の会社と比べて魅力が劣るということは少なくなっていきます。
これが原因で「応募をやめる人が増える」「内定を辞退する人が増える」だけでなく、
採用された後も「長く働く人が少なくなる」という問題につながります。
もし、企業文化や社風が自分に合わないと求職者が感じた場合、
自分がその会社で働く姿が想像できなくなり、応募を辞退することが多くなります。
特に、会社の雰囲気や価値観が自分の考え方や生活スタイルに合わないと感じると、
最後の段階で内定を辞退してしまう可能性が高まり、結果的に採用率が下がってしまいます。
求職者は、他の会社と比較するときに、給料や待遇だけでなく、会社の文化や雰囲気が自分に合っているかを重視します。
これをうまく伝えることが、その会社の魅力を高めるための重要なポイントです。
具体的な方法としては、実際に働いている社員の意見や体験を動画やブログで紹介します。
社員が「この会社でどのように成長し、どんなやりがいを感じているのか」を語ることで、他の会社との差別化を図れます。
インタビューを通して、会社がいかに社員をサポートしているかを具体的に伝え、会社の雰囲気を強調しましょう。
また、社内のイベントや日常的な働き方を紹介することも大切です。
そうすることで、求職者に「この会社の一員になりたい」と思わせるような内容を発信します。
特に、チームでの活動や定期的なコミュニケーション、オープンな企業文化をアピールすることが効果的です。
最近の採用活動は、情報の勝負です。
採用率は、どれだけ多くて質の高い情報を発信できるかで決まると思います。
求職者が集める情報はさまざまで、会社の採用サイトだけではなく、SNSや口コミサイト、業界ニュース、
会社の公式ウェブサイトなど、いろいろなところから情報を手に入れます。
特に若い人たちは、SNSやビジネス系のプラットフォーム(例えば、LinkedInやWantedlyなど)を使って、
会社の文化や働き方についての情報を集めることが多いです。
だからこそ、採用サイトだけに頼らず、会社のSNSや口コミサイト、ビジネス系のサイトでも積極的に情報を発信して、
求職者がいろいろなところで会社の魅力を感じられるようにすることが大切です。
また、ただ「働きやすさ」だけでなく、「働きがい」にも注目した情報発信が重要です。
どんな人に、どんな「やりがい」を提供できるのかをしっかり考え、
会社の魅力をうまく伝えることが採用率を高めるポイントです。
採用活動が難しい時代ですが、今日のお話を参考にしていただくことで、
みなさんの採用活動に少しでもプラスになっていただければ幸いです。
それではまた!
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