なかむら流デザインの作り方
DATE . 2024.03.03
Category : ブランディングデザイン
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2024.03.03
Category : ブランディングデザイン
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
今日は、僕が日々WEBデザインをしている中で大切にしている考え方やアプローチについて、少しお話ししたいと思います。
皆さんに、「へぇ〜、こんな風に考えてデザインしているんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
デザインには本当に大切な3つの役目があります。
「見てもらう」「知ってもらう」「行動してもらう」。この三つです。
まず「見てもらう」こと。
どれだけ素晴らしい内容を持っていても、目に止まらなければ意味がないんですよね。
だから、僕たちデザイナーは、まずは皆さんの目を引くことを目指しています。
次に、「知ってもらう」。
興味を持ってもらってからは、情報を伝えるために分かりやすさが重要になってきます。
サイトの構造や、情報のブロック分けなど、読みやすく理解しやすいデザインを心がけています。
そして「行動してもらう」。
興味を持って、知ってもらっても、そこで終わってしまっては成果にはつながりません。
だから、僕たちは最終的にどんな行動をしてほしいのか、そのゴールをしっかり設計するんです。
これらを踏まえた上で、僕たちが大切にしているのは、「まずはその会社のことを知り、好きになること」です。
デザインは、その会社の魅力を伝えるラブレターのようなもの。
僕らがその会社を深く理解し、魅力を感じていなければ、心を動かすデザインは生まれません。
でも、その会社のことをよく知らずに、ただ自分がいいと思うだけのデザインをしてしまうと
、結局は誰にも響かない自己満足のデザインになってしまうんです。
だから僕は、デザインをするときには、その会社の「らしさ」をしっかりと理解し、それを大切に表現するよう心がけています。
それが、見てもらい、知ってもらい、行動してもらうための第一歩です。
デザインをする時、僕はあえて大きく意気込まないようにしています。
つい「これでみんなを驚かせてやる!」とか、「自分のスキルを見せつけるんだ」と張り切りがちですよね。
でも、そういう時って、結果として自己満足のデザインに終わってしまうことが多いんです。
自分の技術を披露する場ではなく、その会社の素晴らしさをいかに伝えられるかが大切なんです。
だからこそ、デザインをする時は、落ち着いて、その会社や商品の本質をじっくりと考えながら取り組むことが重要です。
そうすることで、本当に心に響くデザインが生まれるんじゃないかと思っています。
WEBデザインは技術の見せ場ではなく、伝えたいメッセージや価値を形にする作業。
だから、深呼吸をして、静かな心で臨むことが、より良いデザインへの第一歩です。
ファーストビュー、つまりサイトを開いた瞬間に目に入る最初の画面のこと。
僕がデザインをする時、ここには本当に多くの時間と思いを注いでいます。
なぜなら、この最初の一瞬が、その後のサイトへの興味や印象を大きく左右するからです。
心理学で言う「初頭効果」というものがあります。
これは、最初に受けた印象が、その後の意見や態度に大きな影響を与えるという現象。
つまり、ファーストビューでの印象が良ければ良いほど、サイトに対する好感度が上がるというわけです。
そのため、ファーストビューで使用する写真やキャッチフレーズには、
毎回、どんなものが最適か、本当にじっくりと考え込んでしまいます。
でも、それだけ重要なことだと思っています。
この最初の部分で、訪れた人に「もっと見たい」と思ってもらえるかどうかが決まるんですから。
だからこそ、ファーストビューのデザインには特別な注意を払い、心を込めて取り組んでいます。
余白を非常に大切にしています。
なぜかというと、余白って実は、見ている人にとっての「想像の余地」を提供してくれるからです。
情報がぎっしり詰まったページって、目的の情報を見つけるのも一苦労だし、理解しようとするとなおさらです。
そうしているうちに疲れてしまい、結局はサイトから離れてしまうことも…。
でも、余白が適切に配置されていると、読んでいる人はそのスペースを使って、情報を自分のこととしてより深く考えたり、
次に読むべき内容について想像したりできるんです。
つまり、余白は情報を消化するための「休憩所」のようなもの。
だから僕は、デザインをする時には、この余白をとても大事にしています。
それが、読み手にとってより良い体験を提供する秘訣だと思っています。
余白を上手に使って、見ている人が自然と情報を受け入れられるような、
心地よいデザインを目指していきたいと思っています。
今日は、デザインをする時に僕が心がけていることについてお話ししました。
改めて振り返ってみると、話したことって実はすごく基本的なことばかりでしたね。
デザインをしていると、「デザインを作る」という行為自体が目的みたいになってしまいがちです。
でも、本当に大切なのは、そのデザインを通じて何を伝えたいのか、どんな価値を届けたいのか、ということですよね。
僕たちがやっていることは、実はとてもシンプルです。
だからこそ、基本に立ち返って、一つ一つを丁寧に考えることが、とても重要になってくるんです。
今日お話ししたことが、少しでも皆さんのデザインに対する考え方に役立てば嬉しいです。
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