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何気なく価格設定をしていませんか?

DATE . 2024.03.03

Category : マーケティング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ。23歳の時に独立し、3度の独立を経て株式会社アプリコットデザインを設立。数千ものクリエイティブを生み出しながらも、クライアントの成果を最大化するためブランディングを取り入れ始める。現在はデザイン会社からブランディング会社へとシフト。2023年には、カフェなどが集まる複合施設tone villageの運営を開始。

ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

何気なく価格設定をしていませんか?

今日は「価格設定」について、ちょっとした話をしたいと思います。

商品の価格をどう決めていますか?

細かく計算している方もいれば、感覚で決めている方もいるでしょう。
実は価格設定には、いくつかの視点があります。

よくあるのは、商品の原価をもとに価格を決める方法や、市場の相場に合わせて価格を設定する方法ですね。
多くの場合、これら二つの視点を踏まえて、適切な価格を設定しているものと思います。
例えば、原価が100円で市場価格が200円なら、190円で売ろうかな、と。

でも、この方法にはちょっとした欠点があります。
それは、市場の影響を受けやすいという点。
原価の高騰や市場の飽和、相場の下落など、自分たちのコントロールできない要因に左右されやすいんです。

そこで注目されているのが、「顧客視点での値決め」という方法。
これは、提供する価値に対してどのくらいの対価を設定するかという考え方です。
商品購入は、その商品に対する価値とお金を交換する行為。
つまり、その商品に1000円分の価値があると納得した上で購入するわけです。

たとえ市場価格が100円であっても、その商品に特別な価値を感じるなら、1000円出しても買うことがありますよね。
だから、提供する価値から価格を逆算してみるのはどうでしょう。

顧客視点で価格を決めるとは、その商品やサービスの価値に見合った金額を、
どれくらいだと思うか、その視点から価格を考えることです。
もちろん、企業側の視点や市場の相場も考慮しつつ。

具体的な手順としては、まず市場を分析して、狙うべきニーズを特定します。
ターゲットやペルソナを定め、どんな価値を提供できるのかを考え、
ペルソナがその価値に対していくら払うかを想像しながら、最終的な価格を設定するんです。

最近、「安すぎる日本」という話をよく聞きますよね。
長いデフレの影響で、良いものを安価で提供することが美徳とされてきましたが、
それだけではみんなが幸せになれないかもしれません。

原価や競合だけに着目して価格を決めるのではなく、顧客が本当に求めている価値をベースに価格を考えることで、
適正な利益を確保できる価格設定を目指してみませんか?

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