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組織の文化を作ることの大切さ

DATE . 2024.02.29

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

組織の文化を作ることの大切さ

先日のブログ記事で、短期的な施策だけでなく、長期的な取り組みの重要性についても触れました。
その中で、特に強調したかったのは、「組織の文化」、つまり組織内で共有される価値観を構築していくことの大切さです。

今回は、その「文化」をどのようにして築いていけばよいかについて、
より具体的にお話ししたいと思います。

しかし、その話を進める前に、「文化」とは一体何なのかを明確にしておく必要があります。

Wikipediaによると、「文化」とは「人間が社会の一員として習得する、
様々な行動や態度の総体」や「社会内で共有される考え方や価値観の体系」を指します。
これには、言語、宗教、音楽、料理、絵画、哲学、文学、ファッション、法律など多岐にわたる要素が含まれます。
そして、もっと身近な例としては、「家族」も一つの文化単位と考えることができます。

簡単に言えば、文化は共通の価値観や考え方を持つ人々が集まることで形成されるものです。

会社の文化も同様に、共通の価値観を共有し、同じ言語でコミュニケーションを取り合う集団から生まれます。
しかし、このような文化は 一朝一夕で形成されるわけではありません。
むしろ、組織の文化を築くには時間と努力が必要です。

ただし、目的もなくただ文化を築こうとしてもうまくいきません。
文化を形成するためには、まず会社としての価値観を明確にし、言語化する必要があります。
そして、以下の2つの要素が不可欠です。

1.仕事に対して個人的な関心を持つこと(自分ゴト化)
2.仕事に対して責任感を持つこと(当事者意識)

仕事を個人的なものとして捉えることができなければ、
仕事への取り組みが表面的になり、文化を醸成することはできません。

例えば、キャンプに興味がない人がキャンプ愛好家のコミュニティに参加しても、
自分には関係がないと感じてしまい、そこでの生活に馴染むことは難しいでしょう。
これは、仕事においても同じです。
仕事を自分事として捉えることができなければ、何も始まらないのです。

仕事を自分事として捉えることができれば、自分から積極的に仕事を創出することができるようになります。
逆に、そうでなければ、仕事を与えられるのを待つだけの存在になってしまいます。

そして、仕事を自分事として捉え、自ら仕事を創出できるようになれば、
自分の仕事に価値を見出し、それが組織全体の文化を形成する基礎となります。

このようにして文化を形成するためには、以下の6つの要素が必要です。

1.会社からのサポート
2.上司からのサポート
3.心理的安全性の確保
4.モチベーションの向上
5.自己肯定感の向上
6.オープネス(開放性)

オープンで率直なコミュニケーションが可能な環境を整え、会社や上司からのサポート体制を強化し、
心理的安全性を確保することで、モチベーションを高め、自己肯定感を向上させることができます。
これにより、仕事を自分事として捉え、結果として当事者意識が生まれるのです。

しかし、これらの要素の一つでも欠けてしまうと、文化を形成することは困難になります。

組織の価値観や文化は、一朝一夕には生まれません。
僕は、これらに対して適切な投資をすることが、長期的な成功につながる最も重要な施策だと考えています。

ぜひ、自社の状況を振り返り、これを自分事として考えてみてください。

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