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デザインと経営の関係性

DATE . 2024.02.18

Category : ブランディングデザイン / 経営戦略

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

デザインと経営の関係性

海外では、Apple、Dyson、IBMといった著名企業が経営戦略の核心にデザインを据え、その取り組みにより成功を収めています。
しかし、日本ではデザインが製品やサービスの見た目や広告のクリエイティブな側面に限定されがちです。

これにより、デザイン経営と聞くと、「見た目を良くするためにデザインを経営に取り入れる」という誤解を招くことがあります。
しかし、デザイン経営で言う「デザイン」とは、見た目だけでなくデザイナーの手法や思考方法をも指します。

では、なぜデザイン経営が重要なのでしょうか?

これまでの日本は合理性に基づいて経営されてきました。
良いものを安く提供すれば売れるという時代だったため、経営で求められたのは、無駄を省きリソースを効率的に管理することでした。
その結果、戦略とデザインが分断されて考えられるようになりました。

しかし、その時代は終わりました。

世の中の変化の速さと先行きの不確実性から、未来を予測することが難しくなっています。
これまでのような合理的な経営だけでは、生き残ることが困難になっています。

ここでデザイン経営が登場します。

これからの企業が持続可能に成長するためには、合理性だけでなく、顧客のニーズに焦点を当て、
革新的な製品やサービスを生み出し、独自のブランド力を構築することが重要です。

企業の価値や目指すべき方向性を製品やサービスに反映させ、
顧客との接点で一貫したメッセージを伝えることで、差別化されるブランドを築くことが求められています。

AppleやDysonなどの事例が示すように、デザインを経営の中心に置くことで、
ブランド力の向上につながり、企業の持続可能な成長に貢献します。

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