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ブランドプロミスを言語化すべし!〜まずは顧客と約束をしよう〜

DATE . 2021.10.01

UPDATE DATE . 2024.11.15

Category : ブランディング

Nakamura Hiroki
ジャーナルを書いた人Nakamura Hiroki

Creative Director

1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士

ブランドプロミスを言語化すべし!〜まずは顧客と約束をしよう〜

今日は「まずは顧客と約束をしよう」というテーマについてお話ししたいと思います。

ブランドプロミスを決めて訴求していくことの重要性について書いていくのですが、
ホームページやECサイトのコンテンツを見直す際に是非参考にしていただきたいです。

WEBから集客をしていくにあたって、必須コンテンツといっても過言ではないと思います。

ブランドプロミスとは

ブランドプロミスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ブランドプロミスというワード自体は、あまり聴き馴染みない言葉かと思いますが、実は多くの場面でこのブランドプロミスに触れているはずです。

ブランドプロミスというのは、簡単に言ってしまうとブランドアイデンティティ(こう思われたい)がさらに具体化された、お客様との約束事です。

もう少し噛み砕くと、ブランドが保証する価値のことです。

ここからはブランドプロミスのことをさらに詳しくご説明していきたいと思います。

どんな恩恵を受けることができるのかを訴求する

ブランドプロミスについてケーキ屋さんを例にしてみます。

・ブランドアイデンティティ
→「自然派のおもてなし、老若男女笑顔になれるチーズケーキ専門店」

・ブランドプロミス
→「余計なものは一切使わずに全ての人が安心して食べられるチーズケーキを提供します」
→「私たち自身、常に笑顔を忘れず、お客様も笑顔になれる様なおもてなしを約束します。」
→「箱を開けた瞬間、誰もが幸せな気分になれるチーズケーキを提供します。」

こんなイメージです。(あくまで例えです。)

自社の強みを分析し、どんな価値を提供できるのかを考えた結果、ブランドアイデンティティが浮かび上がり、その具体的な約束事としてブランドプロミスが決まります。

ブランドプロミスを見れば、消費者はこのサービスを利用した際にどんな恩恵を受けることができるのかを想像しやすくなります。

無理をして約束してはならない

ブランドプロミスを決める際に最も注意しなければいけないことは、できるかできないか分からない事を約束事として定めてしまうことです。

誰だって約束を破られたら不満を抱きますよね。

背伸びをして保証できない様な内容をブランドプロミスにしてしまうと、悪い口コミが一気に拡散されてしまう恐れがあります。

一度悪い口コミが出回れば、信頼を取り戻すまでの時間がかかるので要注意です!

ホームページやECサイト上で約束しているか

なんとなくブランドプロミスって大事なんだな。ということはご理解いただけたと思います。
ですが、世の中に多く存在するホームページの中でこのブランドプロミスを丁寧に伝えているホームページがどれだけあるでしょうか。。。

意外とまだ少ない様に思います。

例えば、あなたがギフト用に最適な洋菓子を販売するECサイトを運営をされていたとします。

「とにかく商品画像を見てもらえれば、買ってもらえるはず!」という考えのもと、ECサイトの中身が商品に関する情報のみだったとすれば、それはスーパーの商品棚に品物を並べているだけの状態です。

そのため、閲覧するユーザーも、ただ商品棚を眺めているだけという状態になってしまいます。

予め欲しい商品が決まっていて、決め打ちで買いに来れられている方にとっては良いのかもしれないですが、まだどんな商品を買おうか悩まれている方にとっては購入するにあたっての決定打がなく、離脱されてしまう可能性が高いです。

今回の例は「ギフト用」としているので、ブランド自体の約束事として、
プレゼントを受け取った側がどんな体験をすることができるのか?
どんな感情を抱くのか?
それらを保証できる根拠は?

こんな疑問を解決する様な内容がサイト上で説明されていれば、プレゼントを送る側は安心して購入まで踏み切ることができるのではないでしょうか。

企業内部に対しても

ここまでは、企業の外部にフォーカスを当てて有効性をご説明してきましたが、企業内部に対しても有効的です。

ブランドプロミスは、自分たちが具体的にどう行動すればその価値を顧客に提供できるのかを明確に示すことができるため、スタッフの行動規範にもなり得ます。

ブランディングを行う上で、「人」は重要な要素となってくるため、行動規範を定めておくことはとても大切な事だと思います。

「とにかくいい商品を作って、リリースすれば売れる」というのは残念ながら一昔前の話です。

自分たちが提供している価値を見つめ直し、その価値をどう伝えていけば消費者に届くのか。
改めてじっくり考えみて、戦略的に訴求していきましょう!

それではまた!

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