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あらゆる二極化が激化する時代〜異常な円安を受けて〜

DATE . 2022.10.28

UPDATE DATE . 2024.08.15

Category : ブランディング

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

あらゆる二極化が激化する時代〜異常な円安を受けて〜

ここ最近の円安、ちょっと異常ですよね。
(インフレ)

円安ということは、単純に円の価値が下がってきていることを指しているので、
輸入大国日本では、身の回りの多くのものが値上げされていきそうです。
(物価の上昇)

個人的にこの状況下で企業側が取り組んでおかなければいけないこととして、
値上げできる体制づくり(仕組みづくり)が必要だと思っています。

例えば、安さを売りにしたビジネスモデルだとどの様な未来が待っているか…?

「安い!」が売りだったのに、
原材料の高騰で値上げせざる負えなくなり、
そのまま値上げに踏み切った場合、消費者から不満を抱かれてしまいます。

つまるところ、「安いという価値」を訴求していたサービスが
消費者から見て安いと感じられなくなったら、
その商品・サービスの顧客価値は薄れます…
(魅力を失う)
よって選ばれなくなってしまう。

そして、安さの裏側(ビジネスモデル)は多くの場合、
マスに向けた大量生産大量消費だったりするので、
安さ勝負では資本力のある大手企業に勝ち目はないんです。

となれば、今のうちから安さを売りにするのは絶対にやめた方が良い!

最も危険だと思うのが、
自分たち的には安さを謳い文句にしていないつもりだったが、
消費者からは安さが魅力だと思われてしまっていたというケース。
(自覚がないことが最も判断を鈍らせてしまいます。)

商品・サービスの価格設計、価値の伝達不足、世界観の表現違いなどから、
ブランドイメージに誤差が生じてしまっているケースは多くのところで見られます。

・・・

今あらゆるところで二極化(価値や資本の)が進んでいます。

先ほども書かせていただいた通り、
円の価値が下がるということは、
今までは10万円で購入できていたスマホ(海外からの輸入品)が
13万円払わないと買えないという状況になるということです。

ちなみに、銀行に預けているお金(円)はどんどん価値を失っています。

物価が上がれば当然お金の使い所に慎重になりますよね。

それに加え、今の日本は生活に不便があまりない豊かな国です。(現状は)
なのでまだ、不便を解決するための買い物よりも心の豊かさを求めた買い物を欲していたります。

ということは…
お金の使い所に慎重にはなっているが、心の豊かさを求めた購買行動がしたいというニーズがマシマシです。
(富裕層は変わらず、心の豊かさを求めて続けますが。)

なんとも矛盾している様で…不安定さが伺える状況^^;

何が言いたいのかというと、
あらゆるシーンで一人一人が必要なこと(お金をかけるべきこと)と、
不必要なこと(お金をあまりかけなくても良いこと)を
より明確に切り分ける様になる、消費行動の二極化が加速しています。
(あくまで想像です)

所得の二極化、消費行動の二極化、サービス価値(価格)の二極化など…
もちろん僕らちの業界においても、WEBサイトの制作費の二極化がどんどん進んでいたりします。
(価値の二極化=成果の出るWEBサイトorただ作るだけのWEBサイト)

中間層がなくなってきています。

つまるところ、中途半端だとかえって選ばれなくなる時代…。
(個人的には書きながら危機感が膨れ上がっています;;)

日本という市場自体も縮小し続けているので、
今のうちから「強いブランドを築く」という取り組みの必要性を強く感じています。
(海外を視野に入れて展開するにしても)

経済が悪化しても、ブランド力がある高級飲食店のダメージは少なかった様に、
安さ以外の価値の伝達(提供)を大切にしてきた企業のお客様は値上げに対してとても寛容的です。

値上げできる仕組みづくりはやっぱり大事。
まずはこれまでなぜ自社サービスが選ばれてきたのか?
から振り返ってみると今後の糸口が見えてくると思います◎

・・・

今回のお話は、今一緒にブランドづくりに取り組んでいるクライアント企業の方々とも、よく話題に上がります。
やっぱり皆さん危機感を強く持たれています。

同じ目的に向かう仲間として、
僕らも同等もしくはそれ以上の危機感を持ちながら、
引き続きお客様の「ブランド価値」と向き合い続けていきたいと思います!

色々書いてきましたが、何より…日本をもっと盛り上げたいですよね!

それではまた!

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