私たちがヒアリングを大切にする理由
DATE . 2022.03.03
UPDATE DATE . 2024.11.15
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
© 2024 TONE BRANDING.
DATE . 2022.03.03
UPDATE DATE . 2024.11.15
Creative Director
1981年生まれ|ブランドマネージャー1級/インターナルブランディング 認定コンサルタント プラクティショナー/WEBマーケティング検定/ネットショップ販売士/WEBデザイン技能士
今日は「私たちがヒアリングを大切にする理由」というテーマについてお話したいと思います。
日々僕たちが徹底して意識していることを書いていきますが、
どの業種にも当てはまるお話なので、少しでも参考になれば幸いです。
Contents
消費者がどこかの企業のサービスを利用する時は
基本的に何かしたら課題(お困りごと)を抱えている時だと思います。
何か課題があり、その解決策がなんとなく頭の中にあるから
それを求めてサービスを利用しにいくはずです。
「週末か…良い週末にしたいな。とりあえず近くの居酒屋でしっぽり飲むか!」
みたいなイメージです。
僕たちの業界で言うと、
「販促物のデザインに一貫性がないからデザインを一新して欲しい」
「弊社らしいロゴマークを新たに作りたい!」
「集客に力を入れたいからホームページが欲しい!」
などのご相談をいただくことが多いです。
ただ!これらのご相談には、
まだご本人が気づいていない悩み事や欲求とその解決手段が隠されています。
以前どこかの記事でも書かせていただきましたが、
お客さんの「〇〇が欲しい」は、
その〇〇が最適な解決手段ではないことが往々にしてあります。
先ほどの「集客に力を入れたいからホームページが欲しい!」
この一言からも多くの疑問が浮かび上がってきます。
●今なぜ集客に力を入れたいと思ったのか?
●現在の集客活動の状況は?
●社内の体制はどのようになっているのか?
●なぜいまホームページなのか?
などなど
この様にして深掘りをしていくと、
今すぐにホームページをつくることが最適でない場合もあるんです。
例えば、
「現状はなんとか集客はできているが、理想的とする顧客が集まっていない。そのため2~3年後が心配だった」
もしくは
「現在は私一人で集客活動をしているので、もう少し他のスタッフも巻き込んでいきたい」
そんな課題が新たに浮かび上がってきたりします。
そうなれば、今すぐホームページをつくることが、
このお客さんにとってベストなご提案かというと、そうではないと思います。
どちらももしかしたら、自社というブランドを
根底から見つめ直していく様なプランが最適かもしれません。
ちなみに先ほどの…
「週末か…良い週末にしたいな。とりあえず近くの居酒屋でしっぽり飲むか!」
この例でいくと例えば友人に、
「東京ドームに野球を観に行こうよ!!」と誘われていたら、
鼻息を荒くして真っ先に野球観戦に飛びつくかもしれません。
心の奥底で求めていたことは、
「良い週末=心がスカッとする楽しい週末」かもしれないので!
(はい、完全に僕の心の中を例え話にしました。)
きっとその友人に対しては、
「ナイスな提案すぎて感動しております。ありがとう。」と
大粒の涙を流しながら感謝の言葉を述べると思います。
今書かせていただいた例は新規でご相談を受けたケースですが、
僕たちの仕事ではプロジェクト進行中でもこのヒアリングがとても重要です。
ブランディングは根っこからブランドのことを見つめ直し、
変えるべきポイントと残すべきポイントを見極めながら進めていきます。
この残すべきポイントに自分たちが気付いていない自社だけの
「強み」や「らしさ」が多く眠っていたります。
そして変えるべきポイントを時間をかけて修正していけば
「強み」や「らしさ」がより引き立つ様になっていくのです。
兎にも角にも僕たちは、
決めつけてしまう様な先入観や意見の押し付けは一切排除するべきだと考えています。
それが本当にお客さんのためになっていないことは十分に理解しているからです。
相手の心の声に耳を傾けるヒアリング。
これからも全員で心がげていきたいと思います。
それではまた!