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尊敬する経営者の方が初めて手放したマネジメント業務

DATE . 2021.09.01

UPDATE DATE . 2024.04.01

Category : 経営者の仕事

Hagiwara Masataka
ジャーナルを書いた人Hagiwara Masataka

Branding Director

周囲からブランディングバカと言われるほど四六時中ブランディングやクリエイティブを探求している。
目標は変化を願う方の挑戦を誰よりも強く支えられる人になること。

尊敬する経営者の方が初めて手放したマネジメント業務

今日は「尊敬する経営者の方が初めて手放したマネジメント業務」というテーマについてお話ししたいと思います。

僕はこれまで多くの経営者の方々とお仕事をしてきました。
以前の職場で働いている時に出会った取引先の経営者の方とは、退職した今でも交流があり、変わらず仲良くさせていただいております。

その方はいくつもの会社を経営しており、本当に宇宙人みたいな人です。

その方と以前お会いした際にとある質問をしてみました。
「経営者になって、一番最初に手放したマネジメント業務は何ですか?」と。
そしたら「採用業務!!」と即答で答えが返ってきました。

自分の中でかなり意外だったので、いろいろ深掘りしてみたところ、納得せざる追えない回答ばかりでした。

枠の中を飛び越えていく

その経営者の方もいろいろ試行錯誤した上でこの答えに辿り着いたそうなんですが、一番の理由は、自分が採用に関わり続けたら、「枠の外にいる人材」を採用することができないと言っていました。

つまり、自分という枠に収まったまま採用活動を続けていけば、新しい発想を持った人材を採用することができない。ということです。

人はどんなに柔軟な考え方をしている人でも、年齢を重ねるにつれて、どうしても固定概念に縛れてしまいます。
経験を重ねれば重ねるほど、柔軟性を失われていってしまいます。
これはどうしても抗えないことなのだと思います。

そんな時は共通の目的を持った他人の力を借りるしかありません。

「新しい人材を採用し続けているのに、どうも時代に取り残されている気がする。なぜだろう。採用する側の人間が同じなんだから、そりゃそうか。」という結論に至り、それからはできるだけ共通の目的を持った信頼できる後輩に採用業務を委ねる様にしたそうです。

ただこれはかなり勇気がいる決断ですよね。

教育に対する責任が増す

もう一つ、隠していた理由があると言って、それも教えていただきました。
(おそらく一つどころじゃなくて、もっと理由がある気がしますが、、、)

それは、「自分が採用した人材は責任を持って育てる様になるから」だそうです。

確かに自分が「この人を採用しよう!」と決断したならば、そこには重い責任がのしかかります。

誰かが採用した人材に対しては「なぜこの人を採用したのだろう?」という疑問から入ることになります。

ですが、採用する決断を自分がしたならば、何かしら自分の感情が動くものがあって採用しているはずですし、自分を肯定するためにも責任を持って育てていかなければなりません。

また、一人の人生を預かることにもなるので、本当に人材を採用するということは責任重大です。
(人件費に対するプレッシャーものしかかってきますし…)

これらの意図があって、その経営者の方は採用業務を後輩に全て任せる様にしたそうです。
今でもその時にこの決断をしたことは全く後悔していないとおっしゃっていました。

時代が変われば、企業も変わり続けなければならない

少し前に教えていただいたことですが、とても印象的でだったので今回この記事を書かせていただきました。

時代が変わればそれによって取るべき手段も変わり、人も変わっていかなければなりません。
時代の流れに沿った柔軟な企業活動を続けていくためには、新しい発想や考え方を持った人材を採用していかなければなりません。

まずは、今の採用活動は戦略的に行えているのかどうか、自分自身で客観的に見つめ直すことが大切なのだと思います。

それではまた!

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